素顔のキム・ミョンス(エル)は実はネコ気質?「仕草がネコっぽいとよく言われました」

キム・ミョンス(エル)
キム・ミョンス(エル)

(C)Stream Media Corporation

2010年にデビューしたダンスボーカルグループ・INFINITEの活動と並行して、早くから俳優活動をスタートさせた"エル"ことキム・ミョンス。そのクールな雰囲気と甘い笑顔が印象的な彼は、その恵まれた容姿を活かし、近年では、エリート判事を演じた「ハンムラビ法廷~初恋はツンデレ判事!?~」(2018年)や、天真爛漫な天使を演じた「ただひとつの愛」(2019年)といったヒット作への主演が相次いでいる。

そんなキム・ミョンスの待望の新作「おかえり(原題)」が、KNTVにて7月11日(土)より放送される。その気になる役柄は、白猫・ホンジョ!ヒロインのソラ(シン・イェウン)がそばにいると人間に変身してしまう白猫で、一匹二役の同居生活を送るうちに、ソラを抱きしめたいと願うようになる...といった女性の妄想心をくすぐる物語が展開。見た目はイケメンでも中身はネコ――ファンタジックだが、実は難しいホンジョ役をどのように演じたのか?その気になる撮影の裏側や見どころをインタビューでたっぷりと語ってくれた。

「おかえり(原題)」

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――「おかえり(原題)」で演じた役柄の紹介をお願いします。

「人間に変身するネコのホンジョ役を演じました。ホンジョはとても純粋なのですが、純粋ゆえの行動が魅力。ファンタジー要素があるので、ネコのホンジョと人間のホンジョ、2つの魅力に注目してほしいですね。それからホンジョの視線で見ると、ネコの気持ちを知ることができる部分がありますので、そのあたりもご期待いただければと思います」

――出演を決めたきっかけは?

「僕自身ネコを飼っているのですが、一緒に生活しながらネコの気持ちが気になっていました。『僕のことをどう思っているんだろう?』『今どんな気分なんだろう。何かほしいものはないのかな?』と。ネコの気持ちが知りたくて出演を決めた部分もありますし、それからドラマ自体もヒーリングになる内容だったので、春の季節(韓国では3月に放送開始)に合うドラマだなと思い出演を決めました」

「おかえり(原題)」

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――ご自身のネコのどんなところを参考にされたのですか?

「正直とても助けになったのですが、同時にあまり助けにならなかったんです...(笑)。なぜなら僕の飼っているネコのビョルは犬のような性格なんです。愛嬌たっぷりでいつも人のそばに寄ってくる可愛い子なんです。ホンジョはビョルのようなキャラクターではないので、参考になった部分もあればならなかった部分もあります。

ただ好奇心いっぱいな表情やネコの仕草、グルーミングや何かに集中しているときの様子などは参考になりました。撮影が始まる前の準備期間はずっと家でビョルばかり見ていたんです。おやつをあげたり、おもちゃで遊んだりしながら、どんな表情をするのか、どのように動くのか、そういった点を観察していました。でも、あまりにかまうので僕のことを少し負担に感じていたみたいで...普段はすごく人好きなのに、準備期間は僕のことを避けているように感じました(笑)」

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――猫を演じるうえで難しかった部分は?

「人間とは表現方法が異なるのでそこは難しかったですね。ホンジョは徐々に人の感情を学んでいくのですが、序盤はあまりに純粋なので演じながらいろいろと悩みました。序盤はネコらしく...というか人間になったネコなのでネコそのままですよね。それが中盤になると人間とネコ両方の気持ちを持ち、後半ではまた変化していくのでどのように見せるか悩みましたね」

「おかえり(原題)」

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――「ただひとつの愛」でインタビューしたときにはギリシャ神話のエロスをモチーフにしたと仰っていましたが、本作では意識したモチーフはありますか?

「『おかえり』のモチーフはありません。ネコです(笑)。僕自身がネコにならないといけないので。役作りのため今回は本当にたくさん研究しました。もちろんどんな作品でも研究するのですが、今回は研究しなければならないことの幅が一番広かったです。ネコ役の前例がありませんでしたし、自然に見えなければいけないので...。人間がネコの演技をするのでぎこちなく見えないように気を遣いました」

「おかえり(原題)」

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――印象に残っている場面・セリフは?

「ホンジョはネコなので初めは人間の言葉を知らないんです。最初は単語から始まり、徐々に言葉を覚えていくんです。それで序盤はナレーションが入る場面が多かったんです。そのうちの一つが『ネコは抱きしめてあげられないけど、人間だったら抱きしめてあげられる』です。この言葉が一番記憶に残っていますね。ナレーションのセリフはすべて素敵でしたが、その中でも一つ選ぶとしたら...『人間だったら抱きしめてあげられる』ですね」

「おかえり(原題)」

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――段ボールに入ったり、唇にミルクをつけたり...。ネコそのままのミョンスさんの姿が可愛らしかったですが、周囲の反応はいかがでしたか?

「人の性格を表すのに、ネコ型、犬型という言い方をしますよね。僕はそういったタイプは今までなかったんですが、今回ホンジョを演じて周囲からネコ型だと言われるようになりました。段ボールに入ったり、ミルクを口につけたり、そういった仕草がネコっぽいと現場でもよく言われていました(笑)」

「おかえり(原題)」

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――天使、猫とミョンスさんにぴったりの役を演じてきましたが、「おかえり(原題)」がミョンスさんに残したものは?

「『おかえり(原題)』はネコについていろいろ感じることができた作品でもあり、ヒーリングにもなりました。温かいドラマとして記憶に残ると思います。ただ、人間ではない役をいろいろやってきたので、撮影中に、脚本家の先生が"非人間専門俳優"というタイトルをつけて下さったんです(笑)。もちろん次の作品がどうなるかはまだ分かりませんが、どんな職業でもいいので、人間であればなんでもやってみたいです(笑)」

キム・ミョンス(エル)

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文=HOMINIS編集部

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放送情報

おかえり(原題)
放送日時:2020年7月11日(土)20:00~
※毎週(土)20:00~(2話連続放送)
「おかえり」インタビューSP
放送日時:2020年7月16日(木)23:00~
チャンネル:スカチャン1(KNTV801)、KNTV
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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