チャン・ヒョク主演のパンデミック映画にどハマり!コロナ禍の今再見すべき理由とは?

精悍なルックスと群を抜く演技力、自然とあふれ出るオーラ...。スター俳優に必要なものをすべて身につけ、約20年に及ぶ芸能生活で常に第一線で活躍してきたチャン・ヒョク。彼の代名詞と言える時代劇はもちろん、ヒューマンドラマ、時にはラブコメと様々なジャンルで見せつけてきたカリスマ的な姿は、多くの視聴者の印象に残っているのではないだろうか。

そんな彼を特集しているDATVでは、これまでに出演した名作ドラマや映画がこの8月に多数放送される。その中の1作として今この時期に注目したい作品が、8月7日(金)に放送される主演映画『FLU 運命の36時間』(2013年)だ。

チャン・ヒョク扮する救急隊員も即席マスクで対応(『FLU 運命の36時間』)

(C)2013 CJ E&M CORPORATION, ALL RIGHTS RESERVED

■新型コロナウイルスの流行を予見する場面も!世界を騒然とさせたパンデミック映画

『MUSA -武士-』(2001年)、『アシュラ』(2016年)など、骨太な作風で知られるキム・ソンス監督による本作は、ソウル南東部の新都市ブンダンを舞台に、感染者を36時間で死に至らしめる新型ウイルスの発生という極限状況下のパニックを描いた社会派アクションだ。

36時間というタイムリミットが設けられたスリリングな展開もさることながら、徹底した医学的考証に基づいたウイルス感染の描写のリアルさも特徴の一つ。ワクチンもない中で、都心部からほど近い街全体にウイルスが蔓延。感染拡大を食い止めるためにロックダウンすべきかどうか...?

そう、本作にはまるで現在の新型コロナウイルス感染拡大を予見したかのような描写がいくつも盛り込まれている。『風邪』という原題で韓国初公開された当時、観客動員数317万人を記録する大ヒットとなったが、今回のコロナ禍によって再びスポットライトを浴び、7年ぶりに台湾で再公開されることも話題を呼んだ。

「FLU 運命の36時間」

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■使命感と男気あふれる救急隊員はチャン・ヒョクのハマリ役!

そんな本作でヒョクが演じているのは、極限の恐怖を前に理性を失った人々が暴徒と化していく中で、愛する人の幼い娘・ミルを助けようと奔走する救急隊員のジグ。街から脱出できる千載一遇の機会が目の前に転がってきても、何の葛藤もなく人命救助を優先する男だ。

「FLU 運命の36時間」

(C)2013 CJ E&M CORPORATION, ALL RIGHTS RESERVED

この男気にあふれた真っ直ぐなキャラクターは、ヒョクのまさにハマリ役!芯のある目つきとそれでいてどこか安心感をもたらす優しい表情と口調、さらに少々のユーモアを交え、人間味あふれる男として体現。街中を駆けずり回り、汗や泥にまみれた姿は、彼の精悍さを倍増させており、極限下でも頼れるヒーローとしての説得力に満ちているのだ。

「FLU 運命の36時間」

(C)2013 CJ E&M CORPORATION, ALL RIGHTS RESERVED

撮影の空き時間にも体を鍛えているほどのトレーニングマニアとして知られているだけあって、キレのあるアクションは本作でも健在。これまでの作品で見せてきた他を寄せ付けないオーラとはひと味違い、使命感にあふれ、人のために尽くす彼の姿は新鮮な感動をもたらしてくれる。7年前の作品ながら、コロナ禍の今、再見することで、新たな発見ができるのではないだろうか。

文=HOMINIS編集部

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放送情報

FLU 運命の36時間
放送日時:2020年8月7日(金)20:00~
チャンネル:DATV
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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