15年経っても変わらない!SUPER JUNIORが"SUPER SHOW"で見せるファン想いの演出

「SUPER JUNIOR – Beyond the Super Show」
「SUPER JUNIOR – Beyond the Super Show」

SMエンタテインメントが今年4月に立ち上げ、世界的注目を集めた次世代型コンテンツ「Beyond Live」シリーズ。SuperM、WayV、NCT DREAM、NCT127、東方神起に続く第6弾として登場したのが、11月でデビュー満15周年を迎えるSUPER JUNIORによる「SUPER JUNIOR - Beyond the Super Show」(KNTVにて10月17日よりテレビ初放送)だ。

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2008年から幕を開けたSUPER JUNIOR独自の公演ブランドとして、E.L.F.(ファン)の間ではすっかり定着している「SUPER SHOW」シリーズ。それだけに、最先端のAR(各超現実)技術を取り入れた今回の"Beyond Live"バージョンは、いつも以上に期待とドキドキが入り混じった感情で迎えられたはずだ。そんな中で、白いスーツに青のマントを羽織ったメンバーが王座に座って登場し、「"スパショ"の1曲目といえばコレ!」というべき恒例の「SUPERMAN」からライブをスタートさせた。

イトゥクらSUPER JUNIORメンバーのMCは必見!(「SUPER JUNIOR - Beyond the Super Show」)

各メンバーの顔が描かれた赤い旗、荘厳なシャンデリア...と、まるで映画を見ているような豪華な3D映像は圧巻。歓声や途中の掛け声もしっかりと聴こえ、実際の会場とそう変わりない雰囲気に驚かされる。むしろ圧倒的なAR効果が加わった映像演出と一人ひとりの細かな表情まで確認できる"特等席"に、より興奮が高まった...というのが率直な感想だ。

最初のMCではスクリーンいっぱいに並んだリモート画面に手を振り、「こうして見ると近くに感じますね」(イトゥク)、「アンビリーバブル!究極のデジタル時代」(シンドン)、「こういう時代にコンサートができることに使命感を感じています」(シウォン)など、それぞれが素直な気持ちを伝える。各国の言葉で挨拶する場面では、日本語を担当したキュヒョンが「SUOER JUNIORのパワフルなエネルギーをみんなに伝えたいと思います。みんな大好き!」と叫んで盛り上げていた。

シンドン
キュヒョン

彼らの原点である2006年の楽曲「U」が炎のグラフィックの中で披露されると、次は床と壁一面がブルーに光る空間で「Sexy, Free & Single」が流れ出す。サイバー感たっぷりに魅せる鮮烈なステージは、途中で「Mr. Simple」のイントロが始まり、特別なマッシュアップが披露されると、否応なしに気分も盛り上がっていく。

続く"Beyond Live"恒例となったQ&Aコーナーでは、ファン数名の質問にメンバーが画面を通して回答。各国のファンと楽しい交流を進める中、最後に映った"質問者"としてチャンミン(東方神起)が登場する場面も!他のE.L.F.同様、ペンライト片手に笑顔を見せるチャンミンは、メンバーが事前にファンにリクエストしていたドレスコード"裸足"もきちんと守り、ここに登場していることが嬉しくてたまらないといった表情。画面越しにメンバーたちと軽快なトークで湧かせ、普段から特別な関係である2組の仲の良さを見せつけた。

SUPER JUNIORならではの抜群のチームワークは、次のSUPER JUNIOR-D&E(ドンヘ&ウニョクによるユニット)のコーナーでも発揮。「Oppa, Oppa」では他のメンバーが楽屋でペンライトを持って盛り上がる様子がワイプで打ち出され、ただのファンと化した6人が一心不乱に踊りまくる様子は「最高!」のひと言だ。

ドンヘ
ウニョク

また、「SUPER JUNIOR - Beyond the Super Show」最大のサプライズとしてSNSを賑わせていたのが、突如出現した"ジャイアントシウォン"だ。ARを用いた高さ12mに及ぶ巨大なシウォンの姿が背景のスクリーンに広がると、衝撃的なリアルさにメンバーは床に転がったり、逃げたりするリアクションで会場内を爆笑の渦に...。その後はチャットに流れるコメントをみんなで確認し、あふれかえるハッピーな反応に大喜び。メンバー全員の腕で大きなハートを作って記念撮影をするという、ファンのリクエストに応えたチャレンジも大成功だった。

シウォン

そして、エンディングMCで「オンラインでもオフラインでも皆さんの愛は同じです」(リョウク)、「今日は歴的的で特別な日です」(イェソン)、「皆さんの顔をこんなに近くで見られるのは『Beyond Live』だけの魅力だと思う」(イトゥク)...と挨拶をすると、いよいよラストの曲へ。楽曲はE.L.F.を想って選んだという「Shining Star」だった。

一面に広がる星空が彼らを包み、視聴者のリモート画面が壁いっぱいに映し出された曲間は、まるでメンバーがファンに囲まれているような錯覚を覚える。優しく温かいメロディーに乗せて"指ハート"を送るメンバーたち。そして、最後にイトゥクが「E.L.F.のために用意したプレゼントがあります」――そう言って指差した上空には青く輝く「E.L.F.(ハート)」の文字...。15年経っても変わらないファン想いの演出に、思わず目の前がにじんでしまった。

リョウク
イェソン

コロナ禍によって、同じ空間を共有するライブが実現しづらい今、練りに練って構成されたことが十分に伝わってくるライブは、ワクワクと興奮、感動が詰まったさすがのステージだったように思う。最先端のAR(各超現実)技術によるグレードの高さはもちろん圧巻だったが、それよりもなによりも、ファンを楽しませたいという「SUPER SHOW」シリーズの根幹は変わらない――そう強く感じさせてくれる今回のステージは、まさに永久保存版だ。

文=川倉由起子

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放送情報

SUPER JUNIOR – Beyond the Super Show
放送日時:2020年10月17日(土)16:45~
チャンネル:スカチャン1(KNTV801)、KNTV
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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