花澤香菜『謎解きはディナーのあとで』宮野真守・梶裕貴との掛け合いを語る「負けてられんな!と思います(笑)」
声優

(C)東川篤哉/小学館/「謎解きはディナーのあとで」製作委員会
――宮野さんと梶さんとは共演も多いと思うのですが、役者として、お二人のすごさをどんなところに感じますか?
「梶くんは、ここにきて新しい役に挑戦しているところはすごいと思いますし、影山の場合は、かなり尺がタイトな中で推理を入れていかないといけないんです。しかもぼそぼそ喋っているので、息が持たない中でそれをやらなければいけないんですね。それって自分で想定してみると、ものすごく大変なことをやっているんです。それをさらっとやっているところを見ると、技術がすごいなと思います
宮野さんは、風祭警部=宮野さんなんじゃないかと思わせるようなキャラへの入り込み方が、本当に素晴らしいと思います。どういう風にセリフを言うんだろうというワクワク感があるし、そういう期待をさせてくれるところがエンターテイナーだなって思います」
――いまだに新鮮な刺激をもらうことができるお二人なのですね
「本当にそうですね。ふたりともずっと進化を続けてらっしゃるので、負けてられんな!と思います(笑)」
――影山も風祭警部、すごく個性的なキャラクターですけど、花澤さんとしては、どちらが気になりますか?
「あの、私、メガネが大好きなんですよ...。メガネフェチなところがあって、それに執事という属性も乗っかっちゃってるじゃないですか。だから影山は唯一無二というか、何かの癖(へき)に刺さるキャラクターをしているんですよね。なので、どちらかを選べと言われたら、影山のほうがワクワクします。私に、どんな厳しい言葉を吐いてくれるんだろうと(笑)。それでいて急にデレたりしてくるので、そこもズルいんですよ」

(C)東川篤哉/小学館/「謎解きはディナーのあとで」製作委員会
――最初に、ミステリー作品にあまり触れてこなかったという話でしたが、それでも印象に残っているミステリー作品はありますか?
「小学生の頃は、それこそ『怪人二十面相』や『オペラ座の怪人』といった本は、図書館で夢中になって読んでいた記憶があります。声優になって、自分で謎解きをしていくという意味では、『レイトン ミステリー探偵社~カトリーのナゾトキファイル~』で、カトリー役を演じていたので、それは印象に残っています。いろいろな事件を解決していたので、謎解きができている気持ちになって、「すげー! 私、頭いい!」みたいな錯覚に陥っていましたね(笑)。案の定、『謎解きはディナーのあとで』では、全然謎解きができてないんですけど...」
――では最後に、アニメの放送を楽しみにしている方に、メッセージをお願いします
「この作品はドラマ化もされていたので、知っている方もたくさんいらっしゃると思うんです。ただ、小説ともドラマとも違う作品になっているので、ぜひ楽しみにしていただきたいです。アニメーションならではの魅力というか、先程も言いましたけど、風祭警部の無駄な動きとか、コロコロ変わる表情は、見ているだけでも楽しいと思います。原作の東川篤哉先生は、とても普遍的なことを扱っていたりするので、どの世代の人も楽しめるものになっていると思います。増原監督も気合いを入れて、すごく面白く作ってくださっていて、ミステリーとは言いつつ、ギャグ要素も強めなので、あまり気張らずに見てください」

(C)東川篤哉/小学館/「謎解きはディナーのあとで」製作委員会
文=HOMINIS編集部
放送情報
アニメ『謎解きはディナーのあとで』
全国フジテレビ系“ノイタミナ”にて毎週金曜23時30分から放送中
詳しくは
こちら