松岡禎丞「人に笑っていてほしい」 アニメ『TO BE HERO X』で自身と重なったリトルジョニーの素顔
声優

中国を拠点に若者から絶大な人気を誇る「bilibili」と、これまで数多くの名作を世に送り出してきた「アニプレックス」による完全オリジナルアニメーション「TO BE HERO X」がフジテレビほかで放送中。毎週月曜にNetflix、Prime Videoほかで最速配信されている。
物語の舞台は、「信頼値」によってヒーローのランクが変動する世界。人々からの信頼を集めるほどヒーローは力を増し、信頼を失うとその能力も失われてしまう。そんな中、物語の中心となるのは、トップランカーである10人のヒーローたち。
今回HOMINISでは、マスコット的な愛嬌で話題のヒーローコンビ"リトルジョニー&ビッグジョニー"でリトルジョニー役を務めた松岡禎丞へのインタビューを実施。ヒーロー観への問い直し、演じる中で感じた作品の深みについて語ってもらった。

――本作全体を通して、どのように演じられましたか?
「各々がヒーローを目指す心の動きにフォーカスを当てて、ものすごく丁寧に表現されている作品だと率直に感じました。ヒーローって"誰かのため"という印象がありますが、人によっては"自分のため"であったり、いろんなヒーローがあるとは思うんですけど、ヒーローとは何なのかっていうのを改めて考えました」
――日曜の朝放送としては、かなりヘビーな内容であったり、ビジュアルも独特ですが、どのように受け止められましたか?
「面白い試みだなと思いました。もっと進化していくと、また面白い表現とかが今後生まれていきそうですね」
――出演が決定した時のお気持ちは?
「『TO BE HERO X』っていう作品を聞いて、どういう作品なのかなと思いました。昨今アニメーションのクオリティがどんどん上がっていっている中で、bilibiliさんが作ってくださった作品ですが、やるべきことをやるっていうのは変わらないので、実際に現場に行ってみてどうなるのかって部分が不安でもあり楽しみでもありました。でも、キャスト表を見た時には、これは大丈夫だなと安心しました」
――8話の【ラッキーシアン編】からは全編2Dで制作となりました。最初に映像をご覧になった感想は?
「世界観が面白いなと思いました。ヒーローが人々から応援され、その応援を糧に願望が形になるというか。"あの人は飛べるんだ"という思いが集まれば本当に飛べるようになるし、"あの人は最強なんだ"と思ったら最強になるという。使い方によっては悪い人がヒーローの仮面を被って詐欺ヒーローをやったら、悪用できてしまいます。なので、どこを見てどういう風にヒーローとして見るのか。いろいろなヒーローがいるなと思うのと同時に、いろいろなヒーローの在り方があるなと、その世界観が面白いなと思います」
放送情報
TVアニメ「TO BE HERO X」
放送:フジテレビ系、毎週日曜9:30〜
配信:Netflix、Prime Videoほかで配信中
声の出演者:宮野真守、花澤香菜、内山昂輝、中村悠一、松岡禎丞、佐倉綾音、水瀬いのり、山寺宏一、島﨑信長、花江夏樹ほか
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