入野自由潘めぐみ、『DIGIMON BEATBREAK』で深まった関係性 「現場での安心感が本当にすごいです」

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『DIGIMON BEATBREAK』声優・入野自由&潘めぐみに聞いた、デジモンとのエピソード
『DIGIMON BEATBREAK』声優・入野自由&潘めぐみに聞いた、デジモンとのエピソード

デジモンシリーズの約2年ぶりとなる新作TVアニメ『DIGIMON BEATBREAK』が、2025年10月より放送されている。

物語の主人公は、普通の生活を送っていた少年・天馬トモロウ。ある日、彼が使っていたAIデバイス「サポタマ」から、自分の感情をそのまま映したかのようなデジモン・ゲッコーモンが突然誕生する。そこからトモロウの日常は大きく動き出し、人間とデジモンの新しい未来を探す冒険へと踏み出していく。

トモロウの声を担当するのは、まっすぐな感情表現で幅広い世代に支持される入野自由。そして、トモロウの気持ちから生まれた相棒・ゲッコーモンを演じるのは、豊かな表現力でキャラクターに命を吹き込む潘めぐみ。今回はそんなお2人に、初めてキャラクターとの向き合い方やデジモンシリーズとの出会い、収録現場の空気感まで、じっくりお話をうかがった。

――『DIGIMON BEATBREAK』のストーリーについてはどんな印象を受けましたか?

入野「オーディションの際に企画の説明を受けたのですが、限られた時間の中でもこれまでのデジモンとは明らかに違うなと感じました。デジタル技術と僕たちの生活が密接になった現代性が物語にしっかり反映されていて、今やるデジモンはこうなるのかという新鮮さがありました」

――時代が作品に追いついた感覚もありますよね

入野「そうですね。現実の変化がとにかく早い。かつて"デジタル"は遠い世界、ファンタジーに近い概念でしたが、今はそうではないですよね。数年後にはこうなっていてもおかしくない、そんな現実のスピード感が作品にも表れていると思います。現代社会が抱える問題や構造を丁寧に映し出した作品だと感じました」

「人類の英知である"科学"と、理屈では割り切れない"感情"。この2つを正面からぶつけて、どう向き合い、どう共存していくのか。それをデジモンで描いていることに新しさを感じました。タイトルに"BEATBREAK"とあるように、何かを突き破っていく挑戦的な姿勢も魅力的で。監督の世界観もすごく綿密なんです。第1話のアフレコのときにお話を伺ったら、こちらがひとつ質問すると、そこから50くらいの情報が返ってくるような(笑)。1話では何気なく見えるシーンにも、今後の物語に深く関わる仕掛けがたくさんあって、本当に考え抜かれた作品だと感じました。しかも今回はサポタマさえ持っていれば誰でもデジモンと出会える。子どもでもお年寄りでも、誰にでも可能性がある世界なんです。そこはこれまでのデジモンとは大きく違う点だなと感じましたね」

――デジモンとの距離が、より"自分ごと"に近づいた気がします

「そうですね。これまでは"出会う"という感覚が強かったですけど、今回は自分の感情から生まれる存在なので、より自分と深く結びつく感覚があります。パートナーとしての関係がより強調されている一方で、デジモンが"バグ"として扱われることもある。その価値観がどう変化していくのか、そこも物語の大きなテーマになっていくのではないかと感じました」

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放送情報

『DIGIMON BEATBREAK』
フジテレビ他にて10月5日より毎週日曜朝9時から放送中

詳しくは
こちら

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