好きな悟空は?野沢雅子が「ドラゴンボール」への思いを語る

今年、開局20周年となるアニメ専門チャンネル「アニマックス」が、同じく今年、創刊50周年のアニバーサリー・イヤーを迎える「週刊少年ジャンプ」と夢のコラボレーション。世代を超えて愛されるジャンプアニメと、作品の声優陣もゲスト出演する特別番組「アニマックス開局20周年特別番組 ジャンプアニメ大集合スペシャル」が、開局日となる7月1日(日)に放送される。今回、同番組にゲスト出演した「ドラゴンボール」シリーズの声優・野沢雅子に、30年以上携わってきた作品に対する思いなどを聞いた。

野沢さんが思う「ドラゴンボール」の一番の魅力、そして見どころを教えていただけますか?

「悟空はいつも自分のためじゃなくて人のために行動するんです。自分の身を挺(てい)してでも人のためなら一生懸命になれるキャラクターとして描かれている。そこが『ドラゴンボール』で一番好きなところですね。登場キャラクターには悪役もいるけれど、根っからの悪というより、どこかに救いがある悪役ばかりな部分も好きです」

「一番の見どころは、ご覧になった皆さんそれぞれが印象に残ったポイントだと思っています。本当は全編見どころばかりなので、物語が始まったら最後まで観て欲しいですが、もしどこかをピックアップするとしたら『あなたがお好きなシーン』と言いたいですね。観ていただいた方が『ここに感動した!』というシーン、そこがまさに見どころだと思います」

30年以上、演じていらっしゃる悟空ですが、どの時期の彼が一番お好きですか?

「しっぽのある時代の悟空です。しっぽを取られた時に、バランスを崩して転んでしまうところが、かわいくて大好きです。『これ食えるんか?』って何でも食べたがる食いしん坊なところもあった、あの頃の悟空が大好きですね」

日本のアニメの黎明期から声優としてご活躍されている野沢さんからご覧になって、今、漫画やアニメが世界に誇れる日本を代表する文化に成長したことについて、どうお考えですか?

「私はすごく良かったと思っています。昔、私たちが子供の頃は、中学生くらいになると『漫画なんか読むんじゃない』って親に怒られましたし、『漫画やアニメは子供のもの』と言われて育ってきました。でも、漫画やアニメは楽しみながら、いろいろ教わること、勉強になることがたくさんありますよね。だから、私は漫画やアニメは子供だけでなく、大人のものでもあると思います。大人には大人でなければ読み取れないものがあると。作っている方も皆さん大人ですしね」

「そういう視点で捉えていったら、大人の皆さんが『友情』『努力』『勝利』をテーマにした『週刊少年ジャンプ』の漫画やアニメをたくさん観るようになった今、これからの世の中はもっともっと良くなっていくと思います。みんなが悟空のように、気張らずに誰かのために何かをしてあげられるようになると、本当にいい世の中になると思いますね」

最後に、番組をご覧になる視聴者の皆さんに、悟空としてメッセージをお願いします。

「『アニマックス開局20周年特別番組 ジャンプアニメ大集合スペシャル』、もうぜってぇ観てくれよな!」

文=中村実香 撮影=中村宗徳

「アニマックス開局20周年特別番組 ジャンプアニメ大集合スペシャル」にMCとして出演する、前島亜美のインタビューはこちらから!

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放送情報

アニマックス開局20周年特別番組 ジャンプアニメ大集合スペシャル

放送日時:2018年7月1日(日)11:00~

チャンネル:アニマックス

※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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