鈴村健一×太田哲治インタビュー!映画『銀魂』復活に「『終わる終わる詐欺』に引っかからない心になっていた」
声優
――長年演じてきた沖田や山崎の魅力、個人的に好きなところを教えてください
太田「昔から山崎は『どこにでもいる』を念頭に置いて演じてきました。ともすれば隣にいる人、ともすれば自分自身といった感覚で見ていただければいいのかな、と思います。ただ、ずっと自身を投影できる飾らないキャラだと思っていたのですが、(人気回の)『あんぱん』あたりから少しズレてきましたよね(笑)。『吉原炎上篇』のころは、まだあんぱん前なので、まともな枠にいた時期だったのかなと思います」
――(笑)。鈴村さんは山崎についてどんな印象を持っていますか?
鈴村「イジられにきているなって(笑)。『キャラが立っていないこと』を武器にイジられにきた結果、キャラが立っていった印象があります」
太田「確かに!」
鈴村「みんながイジったことでキャラが立ち、ロボコップになって...みたいな」
太田「若干迷走している感はありますけどね(笑)」
鈴村「すごく好きです。ウチのツッコミ担当っぽいんだけど、ツッコミの役目を果たしていないところがいい(笑)。万事屋は、(志村)新八がツッコめばことが動くんですけど、真選組のほうはツッコまれても動揺しないんです。万事屋との対比ができて、いいんじゃないかなと思いますね」
――鈴村さんは沖田についてどんな印象を抱いていますか?
鈴村「謎の人ですよね。何を考えているのか分からないし、敵か味方かも分からない。どこまで本気かは分からないですが、土方さんのことを引きずり下ろそうとしていて、ここぞというときに寝返ることもあるので、『やっぱり本気なんだ』と思うこともあって...。
ただ、シリアスなストーリーになると、侍や真選組としての矜持を感じるから、真選組に対しては『ふるさと感』を持っている人だと思うんですよ。『ミツバ篇』あたりからバックボーンが描かれて、どんな人なのか少しずつ分かってきましたが、演じる側としては『何を考えているのか分からないところ』を表現しなければならない、と思って常に演じていますね。
昔、空知先生と飲んだときに『沖田ってムズくないですか?』と言われたことがあったんですよ。『めっちゃムズいですね。何を考えているのか分からないっすよ』と返したら、『そうですよね。僕も分からないです』とおっしゃっていて(笑)。空知先生も『分からない』と言っているし、ミステリアスさも必要なんじゃないかなと思っています」
――太田さんは、沖田についてどんな印象をお持ちですか?
太田「みんなから愛されていると思うし、中核には絶対に必要なメンバーなんですが...隊のなかで『沖田派』がいるかどうかは不明ですよね」
――確かに!
鈴村「嫌われちゃいないが、隊長にはなれそうにない」
太田「でも隊長なんですよね。強さにおいては全幅の信頼を置いているのに、人としての信頼度はない(笑)。そこはみんな割り切っている感じがしますけどね」









