坂本真綾、30周年のいま改めて語る「エンタメと私」【スカパー!30周年】
声優

――スポーツを見ているとき、坂本さんは熱くなるタイプですか?
「なりますね。スポーツ選手って、勝ち負けや競技中のプロセスだけじゃなくて、ひとりのプロフェッショナルが仕事に向き合う姿勢を目の当たりにする機会でもあると思っていて。自分の仕事とは全然違うんだけど、重ねたりしながらここは自分も真似したいなと思ったり、勇気がもらえるところが好きなんです」
――すごくわかります。結果だけではなく、そこに至る姿勢や積み重ねに励まされる瞬間も多いですよね
「あとは、スポーツ選手の自伝やエッセイを読んだりもします。そこまでストイックになれるかと言われると難しいんですけど(笑)、でもやっぱり好きなんです。好きなことを突き詰めて仕事にしている人たちの姿に惹かれますし、私も自分のために始めたことが仕事になっているという点では共通しているのかなと思っていて。『どうしてすごい選手は本番でこんなに力が出せるんだろう?』と知りたくて、インタビューを読んだりするのも好きですね」

――スポーツやお笑いを見るときは、ひとりで見ることが多いですか? それとも複数で楽しむことが多いですか?
「私にスポーツ観戦好きの友達がひとりいて。海外の試合だと真夜中になってしまったりするので、家族も寝ているし、基本はひとりで見ているんですけど、その子だけは起きているので、LINEでずっと会話しながら応援しています。真夜中だとあんまり大きい声も出せないけど、すごいスーパープレーがあったときに、カーテンの外をそっと覗いて、『明かりがついてる人、いないかな』って想像するのが好きです(笑)」
――スカパー!にはいろんな番組がありますが、もし坂本さんが番組をプロデュースできるなら、どんな企画をやってみたいですか?
「自分は見るほうで幸せなんですけど......(笑)、でも、ノンフィクションが好きなので、ドキュメンタリーみたいなものは惹かれます。例えばM-1みたいなお笑いの賞レースも、放送そのものだけじゃなくて、その裏側を後から見るのが好きなんです。舞台上の放送はよくありますけど、袖とか稽古場の風景を見られる機会があったら、お客さんとして見てみたい。本番だけではなくて、できていくまでのプロセスを見せる場があっても面白いんじゃないかなと思います。自分が出たいというより、私もミュージカルをやっていたときに、稽古場ってすごくいろんなドラマが起きる場所で、大きな変更が起きたり、徐々に深まっていったりするんです。そこは本来お客様に見せるものではないけど、立ち会える側としてはこれはなかなか見られない場面だな、面白いなっていつも思っていて。違う職業の人が見たらどう思うんだろう、というのは興味がありますね」











