高野麻里佳、高橋李依、長久友紀によるユニット「イヤホンズ」がファンの心をジャックする！

児童文学作家・あさのますみ(声優・浅野真澄の作家名義)、漫画家・畑健二郎による、新人声優の成長を描いた同人誌を原作とした2016年放送のTVアニメ「それが声優！」。主人公のデビューしたての新人声優・一ノ瀬双葉役の高橋李依、芸歴10年を誇る現役中学生声優・小花鈴役の高野麻里佳、歌って踊れるアイドル声優を夢見る新人声優・萌咲いちご役の長久友紀、それぞれが演じるメインキャラクター3人による作中のユニットを、実際に担当声優3人によって結成したのが「イヤホンズ」だ。

「それが声優！」の放送に先駆けて2015年6月にシングル「耳の中へ」でユニットデビューしたイヤホンズは、同アニメのオープニングテーマにも起用された2ndシングル「それが声優！」で本格的に音楽活動を開始。ミュージッククリップで披露した、明るい笑顔、キュートな歌声、そして元気いっぱいのダンスで多くのファンを魅了した。

「それが声優！」の放送終了後も、高野は「ウマ娘 プリティーダービー」、高橋は「この素晴らしい世界に祝福を！」「魔法つかいプリキュア！」「Re:ゼロから始める異世界生活」、長久は「はじめてのギャル」でメインキャラクターに抜てきされるなど活躍中だ。そんな多忙な中でも、イヤホンズとしての活動は継続。これまでワンマンライブを毎年行い、原作者の浅野も参加している声優ユニット・Aice5(アイス)とのツーマンライブ、そしてアニソンライブやイベントなどへの出演を果たす中、大槻ケンヂ、石田燿子、ROLLY、串田アキラといったバラエティー豊かなアーティストたちとのコラボレーションも展開してきた。

2018年6月からは「イヤホンズ 3周年記念LIVE Some Dreams Tour 2018 -新次元の未来泥棒ども-」と題した、初の東名阪ツアーを敢行して大成功を収めたことも記憶に新しい。同年3月リリースの2ndアルバム『Some Dreams』と同じく、お宝を求めて航海を続ける海賊をモチーフにした3周年記念ツアー。その千秋楽となる東京・豊洲PITで行われたライブの模様が、60分バージョンとしてアニマックスでTV初放送される。

今回のツアーでは、彼女たちに楽曲を提供している音楽クリエーターギルド・月蝕會議(げっしょくかいぎ)がバックバンドとして登場。さらに、イヤホンズの3人も声優として出演したTVアニメ「AKIBA'S TRIP -THE ANIMATION-」のオープニングテーマにも起用された「一件落着ゴ用心」でコラボレーションした、アニソン界の重鎮・串田アキラをはじめ、彼女たちとスペシャルユニット「大槻ケンヂとイヤホンズ」を組んだ大槻ケンヂ、楽曲を提供している永井ルイら豪華ミュージシャンとの共演も実現した。

彼女たちの明るくはつらつとしたステージパフォーマンスと、メンバーの個性が光る一筋縄ではいかないポップな楽曲の数々は、声優ファンやアニソン好きはもちろん、パワフルでキャッチーなロックサウンド好きも満足できることだろう。

文＝中村実香

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