変身アイテムでプリキュアとなった女の子たちが、さまざまな敵に立ち向かう人気アニメ「プリキュア」シリーズ。昨年15周年のアニバーサリーイヤーを迎え、劇場版アニメの公開をはじめ、さまざまなイベントも開催されて大きな注目を集めた。そんな人気シリーズの劇場最新作『映画プリキュアミラクルユニバース』が3月16日に公開されたことを記念して、映画にも登場する現在放送中の「スター☆トゥインクルプリキュア」のメンバーにインタビューを敢行。今回は、褐色の肌が美しい大人びた中学3年生、キュアソレイユ/天宮えれな役の安野希世乃が登場!
――15周年を迎えて、さらに盛り上がりをみせる「プリキュア」シリーズですが、いつにも増して注目度が上がっている中での初映画主演についての心境をお聞かせください。
「映画の収録まで、私たちはテレビ本編でまだ4人そろっての共同技みたいなのを出したことがなかったんです。その部分でチームワークを映画収録の場で作ることができるのか、ドキドキの課題がありました。また、自分のキャラクターが登場してから、まだ4、5話収録したくらいの時に映画の収録が来たので、『えれならしさが一言一言にちゃんと出せているのかな?』『誰が観ても、えれなだと思ってもらえるくらいに(キャラが)定まっているのかな?』みたいな自分とキャラとの向き合い方に対しても、ドキドキなところがあったんです」「劇中でみんながバラバラになっている中で、えれなはまどかと同じ星で共同作業をして、先輩たちに『心を1つに、だよ』って教えてもらい、困難を乗り越えられるシーンがあるんです。そこで1人じゃない、この4人で『スター☆トゥインクルプリキュア』なんだと、いっそう強く感じることができました。えれなに1人で向き合おうとしていた気持ちが、この4人の関係性の中で描かれる彼女らしさを大切に演じよう、という思いに変わりましたね。映画の収録が始まるまでは不安もありましたが、終わってからはすごく安心できて、4人の結束も一段と強くなったと思います」
――今回の映画では、応援アイテム・ミラクルライトの秘密に迫る、斬新なテーマが描かれますが、ミラクルライトへの印象や思い出のエピソードをお聞かせください。
「映画の完成披露上映会で舞台上に立たせていただいた時は、お越しいただいた全ての皆さまにミラクルライトが配られていて。普段の劇場では中学生以上の方はもらえない特別なミラクルライトですが、その日はご家族と一緒の小さなお友達から大きなお友達まで、会場にいた全員がミラクルナイトを振ってくれました。トークの中でライトを振ってとお願いした時にも、後方に座っていた大人の方もライトを元気に振ってくださって。『私たちもいる!私たちもプリキュア好きだ!』っていう気持ちを、ミラクルライトが伝えてくれたんです」「とても明るく光るライトなので、どんな場所からもプリキュアのみんなに想いが届くと思いますし、大人の方もそれだけ熱いパッションを持って、映画を観に来てくださっているということを感じました。劇場に足を運ばれる際は、心のミラクルライトを灯していただければ私たちも受け取りますので、大人の皆さまも子供たちと同じ気持ちで応援してもらえたらうれしいです」
――映画を楽しみにしているファンへメッセージをお願いします。
「プリキュアはみんな大切なものを自分の力で守ろうとする強い女の子たちで、決して守られることを待っている女の子たちじゃないんですよね。自分の力で欲しいものに手を伸ばす、凛々しくも多感な女の子たちの姿が、小さな子供たちにも大きな大人になった皆さんの胸にも届くといいなと思います。劇場でお待ちしています」
文=中村実香 撮影=皆藤健治
放送情報
映画プリキュアスーパースターズ!
放送日時:2019年5月4日(土)14:30~
チャンネル:東映チャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。
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