高野麻里佳が明かす、新曲MVの衣装へのこだわり「散りばめた花の配置に注目」

――「New story」のMV撮影時のエピソードがありましたら教えてください。

「最初は、白いTシャツとデニムのシンプルな衣装というのが、地味過ぎないかなって心配でした(笑)。でも、そのシンプルさが、映像に彩りを与えてくれた花たちを引き立てていて、すごくお気に入りの衣装になりました。着替えた後のドレスは、花を肩周りやスカートにも散りばめていて、衣装さんと一緒に花の配置にもこだわりました。『精霊幻想記』の主人公・リオや、『New story』の歌詞で描かれている人物に共通する『少しずつ大切なものを見つけ、それを通して自分を鮮やかに染めていく』という部分が、MVでも表現できたらいいなって。なので、花も少しずつ色付けされていくように配置されていて、そういった部分まで注目していただけると嬉しいです」

――カップリング曲「さよなら星空」の聴きどころを教えてください。

「実は『New story』も『さよなら星空』も、かなり前に出会っていたんです。私はファーストインプレッションを大切にしているので、『さよなら星空』も初めて聴いた瞬間、『とてもステキだな』『いつか歌いたいな』と思っていたので、こうして歌わせていただけることになって嬉しかったです。この楽曲はコーラスや、繰り返し登場する『さよなら　星　さよなら　空』という歌詞に込めた、感情のバリエーションなどにもこだわっているので注目してほしいです」

――「New story」の歌詞の中で描かれているような、高野さんが「私はひとりじゃないんだ」と最近実感したエピソードがありましたらお聞かせください。

「おばあちゃんの家に遊びに行くと、大量にサイン色紙や、私が載っている雑誌が待っているんですよ(笑)。親戚から『麻里佳ちゃん、声優さんとして頑張っているんでしょ！』ってサインをお願いされるそうで。そういう身近な人たちからも応援していただいてるんだ、というのは実感します。アフレコなどでマイク前に立って演技をして、その先にちゃんと演技に込めた思いを受け取ってくれる人たちがいることを感じられた出来事でした」