島崎信長羽多野渉、「さんかく窓の外側は夜」のキャスティングに「内面を見ると納得」

写真左から、羽多野渉、島崎信長
写真左から、羽多野渉、島崎信長

ヤマシタトモコ原作の人気コミック「さんかく窓の外側は夜」が待望のアニメ化。昔から不気味なモノを"視て"しまう三角康介と、除霊師の冷川理人がコンビを組んで怪奇事件に挑んでいく。2021年7月に実写映画化もされた本作は、ホラー×ミステリー×バディ愛の新感覚・霊感エンタテインメントとなっている。ホームドラマチャンネルでは11月にアニメの放送と合わせて、三角康介と冷川理人を演じる島崎信長(※「崎」は正しくは「立さき」)と羽多野渉の独占インタビュー特番を放送する。今回、2人にインタビューを行い、作品に対する思いなどを聞いた。

――まずは原作を読んだ感想からお願いいたします。

島崎「僕はオーディションの際に初めて原作を拝読しまして、面白い作品だなと思いました。というのもホラー作品っていうと、どちらかというとショッキングだったり、ドラマチックだったり、パニックホラーのイメージの強いものが多いんです。でも、この『さんかく窓~』はじわじわ迫る恐怖というか...もしかしたら今、自分たちの生活している場所にいるんじゃないか、気付いてないだけで普通に歩いているんじゃないか、という想像力をかき立たせるところがあって。日常に寄り添うような恐怖をそっと見せていく作品なんです。

ホラーとしてもとっても面白いですし、ストーリーも人間同士が出会い、変わって、成長し、時に離れてまたくっついて、というヒューマンドラマの部分もあって。本当にいろいろな感情の動きや関係性など人間を多面的に描いているんです。だからオーディションのために原作を読んだ時も、三角康介のキャラクターをとても理解しやすくて。描写が説明し過ぎてないのに、丁寧なんです。そう言うと、ちょっと矛盾しているように聞こえますよね。なのに、ちゃんと分かりやすく描かれている、そういうところも僕の好みでした。のめり込むぐらい面白い原作だったからこそ、オーディションが決まった時は本当に嬉しかったですね」

羽多野「僕もオーディションのタイミングで原作に触れさせてもらいました。ヤマシタ先生の作品は、すごく記憶に刻まれていて。『さんかく窓~』を読んだ時、"あれ、この絵、以前僕、出会っているはずだ"って、頭の中の記憶が巻き戻される感覚があったんです。もう10年ぐらい前だったかな?とあるドラマCDでヤマシタ先生の作品でキャラクターを演じさせてもらったことがあって。原作を読んだ時に当時の記憶が、ぶわってよみがえってきました。そのぐらいヤマシタ先生の作品の独特のタッチやメッセージ性は、記憶に残る作品だったんです。

それを思い出して、ぜひともまた先生の作品に出演したいと思ったので、結果がきた時は素直に嬉しかったです。ただ、喜んだのもつかの間、あまりにも人としての情緒や価値観がズレている冷川理人というキャラを、どうやって演じればいいんだろう?果たして僕に演じきれるだろうか?そういう不安や緊張感もありました(笑)。なのでアフレコに入る前は監督や共演者の方たちにお話やアドバイスをいただいて、しっかりやっていくぞ!という心構えを持って臨みました」

(C)ヤマシタトモコ/リブレ・さんかく窓プロジェクト

――羽多野さんが演じる冷川理人は除霊師ですが、コミュニケーション能力に問題があるキャラクターでもあります。島崎さんからご覧になって羽多野さんに冷川っぽいところはありますか?

島崎「羽多野さんが、この役が決まったときマネージャーさんから"ぴったりですね"って言われたんですよね?」

羽多野「そうなんだよ(笑)」

島崎「といっても、羽多野さんは冷川と違って、ちゃんとコミュニケーションも取れる方で。むしろ周りに気を配る三角みたいな人なんです」

羽多野「今までは三角みたいな役柄にご縁があったからね」

島崎「でも、羽多野さんの中には、やっぱり"変なもの"があるんじゃないかと」

羽多野「あははははは」

島崎「これは羽多野さんに限ったことじゃなく、この業界で10年以上やっていけてる人には、どこかしら変なところがあるんじゃないかと僕は思っていて」

羽多野「自分も含めて変なところがあるってことね(笑)」

島崎「はい(笑)。それが求められる声優としての魅力につながっていると思うんです。自分で言うのも恥ずかしいんですけど」

羽多野「確かに」

島崎「周りの先輩方を見ても、みなさん、ちょっと変なところがあると思いません?社会人として普通に生活をしていても、例えばすごい集中力を持っていたり。台本を読み始めたら何をされても気付かない方たちもいますからね。演じていると、もう暴走機関車みたいに止まらなくなってしまう方とか。で、羽多野さんは普段、誠実でそういうところをあまり見せないから、余計に変なところを突っつきたがると思うんです。普段から変なところがダダ漏れしている人ではないので、"そういうところを見せてくれ"って、なるんじゃないかな。実際、羽多野さんも冷川ほどじゃないけど、どこか変なところは確実に持ってらっしゃると僕も感じています」

羽多野「見た目だけだと美青年だけど、中身が全然違うところが冷川というキャラクターの面白いところだと僕は思ってる」

島崎「冷川の持つ執着とか独占欲って、ともすればネガティブに思われがちですけど、1つのことに集中できること、継続できることって、声優にとって重要な資質でもあると思うんです。そういう意味で羽多野さんにも執着ってあるんじゃないかなって」

羽多野「なんかね、変な執着というか、癖はあるかも。例えばゲームをやっていて、真っすぐプレーをすれば1週間でクリアできるのに、1年ぐらいかけたりすることはあるかも」

島崎「あはははは」

羽多野「1つのゲームを味がしなくなるまで、やり尽くすようなところね」

島崎「ほら、やっぱり変なところがあるでしょ(笑)」

――羽多野さんからご覧になって、島崎さんが三角っぽいところというと?

羽多野「本当、冷川のように金髪サラサラヘアの美青年の声というと、アンケートを取ったらきっと島崎信長って答えが返ってくると思うんです」

島崎「イメージでいうと、僕ら逆ですからね」

羽多野「今回、『さんかく窓~』の声優が発表された時も"逆じゃない?"って声が上がったほど。でも、キャラクターの内面を見ると、僕らはこのキャスティングだと、すごく納得していて。格好良くてクールな印象の役を演じるイメージの信長くんですけど、情にもろくて頼まれたら断れない三角を演じているところを見ると、ぴったり合っているなって感じます。ある意味、2人とも新たなイメージの向こう側に行けたチャレンジングな試みだったのかなって。三角を演じる信長くんの新たな魅力が、この作品ではいかんなく発揮されていると思います」

(C)ホームドラマチャンネル

――最後に『さんかく窓の外側は夜』をご覧になる方たちにメッセージをお願いいたします。

羽多野「たくさんの要素が詰まった作品だと思います。ホラーテイストだけでなく、人間同士の絆が描かれていて、ちょっとドキッとするシーンもあったりして。どのキャラクターに感情移入するかで、何倍も楽しめることができます。見終わった後に、いろいろと考えてくださったら嬉しいです。ぜひ最終話まで逃さず楽しんでください!」

島崎「人間を多面的に描いた深い魅力のある原作を、素晴らしいスタッフ、キャスト一同が全力で取り組ませていただきました。この作品は一話一話の積み重ねが、ちゃんとつながって描かれています。各部門のプロフェッショナルな方たちの確かな技術力と愛と思いが感じられるステキなアニメになっていますので、最初から最後まで余すことなく楽しんでいただきたいです!」

文=今 泉 撮影=和田浩
素材提供=ホームドラマチャンネル

この記事の画像

放送情報

「さんかく窓の外側は夜」放送記念特番 島崎信長×羽多野渉 独占インタビュー【前編】
放送日時:2021年11月12日(金) 13:45~ほか
※【後編】は12月放送
さんかく窓の外側は夜
放送日時:2021年11月20日(土)2:00~
※毎週(土)2:00~ (2話連続)
チャンネル:ホームドラマチャンネル 韓流・時代劇・国内ドラマ
※放送スケジュールは変更になる場合があります

最新の放送情報はスカパー!公式サイトへ

記事に関するワード

この記事をシェアする

関連人物

関連記事

関連記事

人気の記事ランキング

ランキングをもっとみる

スカパー!