Aqoursが2度目の東京ドーム公演！約3年7ヶ月ではたした約束

「ラブライブ！サンシャイン!!」のスクールアイドルグループ・Aqoursが、6月25日、26日に、東京ドームにて「ラブライブ！サンシャイン!! Aqours 6th LoveLive! ～KU-RU-KU-RU Rock 'n' Roll TOUR～＜WINDY STAGE＞」を開催。今回はツアーファイナルとなるDay.2の模様をレポートする。

『ラブライブ！サンシャイン!!』の劇伴を手がける音楽家・加藤達也がタクトを振る浦の星交響楽団の生演奏に合わせて、白をベースとした新衣装を身につけた伊波杏樹(高海千歌役)、逢田梨香子(桜内梨子役)、諏訪ななか(松浦果南役)、小宮有紗(黒澤ダイヤ役)、斉藤朱夏(渡辺曜役)、小林愛香(津島善子役)、高槻かなこ(国木田花丸役)、鈴木愛奈(小原鞠莉役)、降幡愛(黒澤ルビィ役)の9人が登場。彼女たちが最初に披露したのは、本公演のテーマソングでもある「なんどだって約束！」。"ゆびきり"を思わせる、小指を立てるキュートなパフォーマンスや、セリフを盛り込んだ歌詞で、会場のボルテージを一気に上げた。

続いての「未体験HORIZON」でもフレッシュな笑顔を届けた後、最初のMCパートへ。満員の客席、そして配信を視聴しているファンに向けてのあいさつにも、東京ドーム公演が実現したことへの喜びがあふれていた。その後は「Future flight」や、1年生＆2年生による「ハミングフレンド」、2年生トリオによる「空も心も晴れるから」と、多彩なナンバーを披露。そして、果南らしさ全開のスポーティーなパンツスタイルの衣装に着替えた諏訪が花道ステージに登場し、ソロ楽曲パートがスタート。「RUN KAKERU RUN」でキュートなダンスを披露したあとは、白いワンピース姿の高槻がアコースティックギターをかき鳴らしながら、花丸のソロ曲「やあ！行雲流水！？」で歌声を響かせた。キュートなラップが印象的な曜のソロ曲「Paradise Chime」では、マリンルックテイストの衣装をまとった斉藤が、センターステージをいっぱいに使った軽やかなダンスで客席を魅了。鞠莉のソロ曲「Love is all, I sing love is all!」は、チェックのパッチワークミニドレス姿の鈴木がトロッコに乗り、スタンド席の観客に歌と共に投げキスと愛を届けた。そして、ソロ曲パートのラストを飾るのは、楽曲自体が未解禁だった善子のソロ曲「迷冥探偵ヨハネ」。羽根をあしらった黒のコルセットドレスと指ぬきグローブという出で立ちの小林は、曲の途中でスカートをはぎ取り、その脚線美をあらわに。巨大スクリーンに映し出された"BLACK WING"を背にパフォーマンスするなど、ゴシックな魅力を爆発させた。

Aqoursの日常を描くショートムービー「きょうのAqours」と、浦の星交響楽団によるメドレーという幕間の後には、アラビアンテイストのEDM「KOKORO Magic "A to Z"」とロック色の強いナンバー「GEMSTONE "DE-A-I"」を、エキゾチックな衣装とともに初披露。続けて「Next SPARKLING!!」「i-n-g, I TRY!!」をアニメの映像と共にパフォーマンスした。再びの幕間後に披露したシティ・ポップテイストの「KU-RU-KU-RU Cruller!」では、ムービングステージの上でパフォーマンスしながら、会場の中央へ。続いての「Deep Resonance」では、ドラマチックなサウンドと熱いパフォーマンスで会場をひとつに。続いて、「キセキヒカル」とオーケストラ生演奏楽曲リクエスト投票によって選ばれた「想いよひとつになれ」をパフォーマンスした後、ラストソングの「smile smile ship Start!」でもアニメーションPVとのシンクロダンスを披露した。

この日、最後の「きょうのAqours」を経て、Aqoursがアンコールに応え、ステージに再登場。浦の星交響楽団の生演奏にのせて、デビュー曲「君のこころは輝いてるかい？」や「SUKI for you, DREAM for you!」を元気いっぱいに披露。『ラブライブ！サンシャイン!!』公式スピンオフ『幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-』のシリーズアニメ制作決定が発表されると、ヨハネ役を務める小林は、大粒の涙を流しながら喜びを爆発させた。そしてWアンコールとして再び登場したAqoursはトロッコに乗り込み、この日、2度目となる「なんどだって約束！」を会場のすみずみまで届け、2度目の東京ドーム公演の幕を下ろした。

取材・文＝中村実香

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