清野菜名の芝居のふり幅が際立つ!清楚系大学生と盛り髪のキャバ嬢を同時に演じたドラマ「LOVE理論」

「LOVE理論」(ファミリー劇場)
「LOVE理論」(ファミリー劇場)

清楚な雰囲気を持ちながら、アクション女優としても高い評価を得ている清野菜名。彼女にとって2015年は、今に繋がるステップアップの1年だった。長編映画初主演となった「東京無国籍少女」では、「ジャパンアクションアワード2016」の最優秀女優賞を受賞。そして、「夢をかなえるゾウ」の著者・水野敬也が原案で、大野拓朗が主演を務めたドラマ「LOVE理論」で初のヒロイン役に抜擢。大学では超清楚系で通っているのに、実はキャバクラで働いている女子大生という、今までにないキャラクターにチャレンジした。

ちなみにタイトルにもなっている「LOVE理論」とは、主人公の今田聡(大野)と桐谷怜子(清野)がアルバイトをしている六本木の進化系キャバクラ「ピカレスク東京」の店長・水野(片岡愛之助)が伝授する、モテない男子を恋のサクセスロードに導く禁断のマニュアルのこと。今田はサークルのコンパで知り合った怜子に一目惚れし、同郷だと知ってますますテンションが上がるが、人生で振られたことはあってもモテたことは1度もない今田にとって、怜子はどう考えても手の届かない存在。店長の「LOVE理論」を頼みの綱に、究極の恋愛テクニックを教わることに。深夜枠のドラマということもあって、刺激的なシーンも満載、「キャバ嬢あるある」と言えるような、キャバクラで働く女性の姿もコミカルに描かれ、まるでバブル期のような派手な演出も話題となった。

■清野が盛り髪に派手な衣装のキャバ嬢役にチャレンジ

ゆるふわなロングヘアで清楚な女子大生を演じる清野菜名
ゆるふわなロングヘアで清楚な女子大生を演じる清野菜名

(C)テレビ東京

大学ではゆるふわロングヘアにお嬢様系の服を着ている怜子だが、彼女にはもうひとつの顔があった。それは六本木で働くキャバ嬢。一方で、彼女いない歴20年の今田は、大学デビューを飾ろうと夢を見て上京してきたが、冴えない見た目と訛っているのをバカにされてすぐに撃沈。美人キャストが揃っているというサイトの広告に惹かれ、キャバクラでバイトを始めることにするが、そこに現れたのは髪を盛って派手な姿をした怜子だった。今田の存在に気がついた怜子は「ごめん。話しかけないで」とつれない態度をとるが、店長は今田の恋を成就させるべく、手の届かない女性を落とす「LOVE理論」を今田に教え、次々と実行させる。今田は店長から習った「LOVE理論」のひとつ、自分から人に話さないような秘密を暴露し、相手が心を開きやすくさせる「暴露返し理論」を使って、怜子が学費と父親の借金を返すためにキャバクラで働いているという秘密を聞きだすことに成功。その後も「LOVE理論」の通り、怜子との距離を縮めていくのだった。

主人公をメロメロにする、清野演じる怜子の笑顔と時折見せるぶりっこジェスチャーが胸キュンポイント。セクシーな場面が多いだけに、その清楚さが一層際立つ。

■接客を頑張りすぎるあまり白目になってしまうシーンも

怜子を演じるに当たって、接客やマナーについても勉強したという清野。売り上げアップのため、店に伝説のキャバ嬢・大山信子(高橋ひとみ)が招かれ、店の女性陣の接客にダメ出しをする回では、怜子だけが100%の愛嬌で接している「天使」と評価され、頑張り屋の怜子は大山の修行を受けることになる。体調が悪いのに出勤し、酒を飲んで接客している最中に気持ちが悪くなって白目を剥くという衝撃のシーンも...。

本作では「男子が守ってあげたくなるような女子」を演じているため、清野の得意のアクションシーンは登場しないが、今田に告白されて戸惑い、一生懸命に自分の気持ちを話す初々しい顔や、傷ついたあまり、「天使はどこに?」と思うほどの変身を遂げてしまうミステリアスな顔など、チャーミングでセクシーな清野に釘付けになった視聴者が続出した。

文=山本弘子

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放送情報

LOVE理論
放送日時:2023年1月27日(金)5:05~ほか
チャンネル:ファミリー劇場
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

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