長妻怜央が天才パティシエを好演した主演ドラマ「Sugar Sugar Honey」

本作で長妻が演じるのは女たらしと噂の天才パティシエ・梶。初登場シーンでは店の取材に来た記者の行動を強い口調で注意したり、窃盗犯を追いかけた瑞月の危険な行動を叱ったりと、一見、不愛想にも思えるが、自分のことを「可愛げがない」と卑下する瑞月に「こんな時くらい人に頼れよ。あんた可愛いよ」と言ったり、自分の居場所を見失う瑞月に「居場所がほしいなら俺が作ってやるよ」と言葉をかけたりと、その口調とは裏腹に、瑞月に優しさを見せる。

長妻は抜群のスタイルと端正な顔立ちで、女性から憧れられる天才パティシエ・梶という役柄に十分な説得力を与えている。また、瑞月に投げかける笑顔やまなざしなどの表情や視線で、梶の心の中にある優しさを表現した。「すごい可愛かったけど」「ご期待通り口説いた方がよかったか？」と甘いセリフをクールな表情のままさらりと言ってのける姿には思わずドキッとさせられるし、梶がスイーツ作りをする場面では、真っ直ぐな視線で、真摯に仕事に取り組む梶を体現し、梶が「天才パティシエ」と呼ばれていることが、このワンシーンだけで納得できる。

その後、試食係をきっかけに、距離を縮めていく瑞月と梶。梶に仕事の悩みを打ち明け、助言を受けながら、ベルスタッフとしても成長していく瑞月と、パティシエとしての大きな夢を抱く梶。スイーツをきっかけに始まった2人の恋の行く末を、長妻の演技にも注目しながら、見届けてほしい。

文＝HOMINIS編集部

この記事の全ての画像を見る