西野亮廣×MEGUMI『映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』対談 「MEGUMIちゃん以外ないなと思いました」

俳優

西野亮廣、MEGUMIが明かす『映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』の裏側
西野亮廣、MEGUMIが明かす『映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』の裏側

2020年に公開され、興行収入27億円・観客動員196万人を記録し、日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞も受賞した『映画 えんとつ町のプペル』。その最新作となる『映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』が、3月27日(金)に公開される。

本作の舞台は、"すべての時間が集まる"とされる謎の異世界「千年砦」。奇跡の夜から1年後、親友のゴミ人間・プペルを失ったルビッチは、止まった時計台を動かす使命を背負い、約束を信じて待ち続ける時計師・ガスらと出会いながら、"信じる勇気"を取り戻していく物語だ。

本作で製作総指揮・原作・脚本を務める西野亮廣と、言葉を話す異世界ネコ・モフ役のMEGUMIに、最新作の核に据えた「信じて待つ」というテーマの背景や、アフレコ現場で生まれた掛け合い、モフ誕生の裏側まで語ってもらった。

――前作は⽇本アカデミー賞受賞、国内動員196万人の大ヒットを記録しました。その反響はどう受け止めていますか?

西野「自分の中では、芸能人としての総決算というか、決着をつけるという感覚だったんですよね。何をしても叩かれる、みたいな時期があって。絵本を書いてもダメだって言われてしまう。だから前作は、最後の最後に決着つけるぞという気持ちで臨んだ作品でした。結果として、そこは決着がついたんじゃないかなと思います。あとは、公開がコロナ禍だったので、自分たちが頑張ることで、当時しんどい状況にいたお店の方とか、踏ん張っている方のエールになればいいなと思っていました。公開を延期する選択肢もありましたが、この状況だからこそやろうと決めて、その結果、少しでも背中を押すことができた実感があったので、そこは狙い通りだったと感じています」

――今作の核となるメッセージについて、西野さんの中でどんな思いを添えて作られたのでしょうか?

西野「すごく個人的な話なんですけど、キングコングが2〜3年目の頃、梶原くんが仕事のプレッシャーで失踪してしまった時期があって。2〜3カ月ほど僕は一人で過ごしていて、そのとき吉本興業の方から『梶原が戻ってくるかわからないし、一人で活動しないか』と提案されたんです。一瞬やろうかなとも考えたのですが、もしそれがうまくいったら、梶原くんが戻ってくる場所をなくしてしまうかもしれない。二人で漫才をして、二人でしゃべる時間が好きだったから、僕は待つことに決めました。振り返ると、あのときが人生で一番覚悟を要した瞬間だったと思います」

『映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』製作総指揮・原作・脚本を手掛ける西野亮廣
『映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』製作総指揮・原作・脚本を手掛ける西野亮廣

――今作も実体験がベースになっているんですね

西野「そうした経験から、"待つ"ということを改めて考えるようになりました。子育てでも、つい口を出したくなるけれど、先回りしすぎれば自分で考える力は育たない。仕事も同じで、若いスタッフに対してもどかしさを感じる瞬間はあっても、待たなければ成長しない。"待つ"には体力も勇気も覚悟もいるんです。だからこそ、いま誰かを待っている人たちへのエールになるテーマだと思って、この映画を書き始めました」

――今作は原案の絵本も拝見しているのですが、映画になると印象が一気に変わりますよね

西野「しかも、あれを動かしているのがSTUDIO4℃ですから。とにかくすごい。めんどくさいんですよ、どう考えたって(笑)。例えばえんとつ町ひとつ取っても、建物が多ければ多いほど工数が増えるわけで。今回はえんとつ町を作って、さらに千年砦も作って、それを形にしたSTUDIO4℃は、本当に素晴らしいスタジオだなと思います」

この記事の全ての画像を見る
次のページへ
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
Person

関連人物