──杏さんとともにW主演を務める、フィンランド国家捜査局・FNBIの刑事ヨン役を演じたヤスペル・ペーコネンさんの印象はいかがでしたか?
「役としての彼は寡黙で過去に傷を持つキャラクターですが、実際のヤスペルさんはすごくお茶目で話しやすい方でした。驚いたのは、フィンランドではどこへ行っても彼のポスターを見かけるほどの国民的存在だということ。日本で偶然会ったフィンランド出身の方に彼の名前を出したら『みんな知ってるよ』と言われるほどで。俳優業だけでなく、実業家や環境活動家としても多忙を極める中、子供連れでも行けるレストランやサウナを紹介してくれるなど、本当に細やかにケアしてくれました」
──気さくで優しい方なんですね。現場でのコミュニケーションはどうされていたのですか?
「フィンランド語、英語、日本語が飛び交う現場でした。私はフィンランド語がほとんど分からないのですが、フィンランドチームは、齟齬が起きないように雑談でもなるべく英語を使ってくれていました。国としての語学力の高さに驚かされましたね。ヤスペルさんともよくお互いの言語を教え合いました。フィンランドの人たちは電話の『もしもし』という日本語の響きがツボだったようで。フィンランド語のさよならが『モイモイ』なので、あまり変わらないじゃないかと思ったのですが(笑)、日本人がそれを少し真剣に言うのが面白かったようです」
──お子さんとのフィンランド生活では、文化の違いを感じたこともありましたか?
「治安が良いせいか、日本以外では珍しく子供だけで登校する風景を見かけました。あとは給食が10時半だったり、夕飯の後、寝る前も含めて一日に4〜5回食事を摂る習慣があったり。寒さでカロリーを消費するからかもしれませんが、そうした暮らしの違いがすべて面白かったです」
──現地で気に入ったものやリピートしていた食事は?
「現地のスーパーにはしょっちゅう足を運んでいて、野菜やちょっとしたお菓子なども見ていて楽しかったです。サーモンはずっと食べていましたし、あと、ソーセージを外で焼いて食べるのも好きでした。いろんな種類のマスタードが売られていて、パッケージがまたかわいいんです。身に着けるものだと、スノーブーツがやっぱり優秀でしたね。滑らないし、とても暖かくて、靴の箱に『We know winter』と書かれていたのがカッコよかったです(笑)。雑貨など北欧のかわいらしいアイテムはもともと大好きでしたが、今回でさらに好きになりました」
──あらためて、今作のストーリーの魅力をどう感じていますか?
「文字で読んでいたときは、すごく複雑に感じていたんです。自分の役を深掘りするだけで精一杯で、これを全体的に把握しているプロデューサー陣、ディレクター陣はすごいなと。歴史的かつ文化的な要素も絡んでくるので、本当に大きなプロジェクトだと思いました。完成した映像を見たら、台本から感じた複雑さがこんなに躍動感があるものに変わるんだ!と。特に後半は、毎話終わるごとに『えー!』と声が出てしまうような展開が矢継ぎ早にやってきます。物語の記憶をなくしてもう一度見たいと思うほど、面白いプロジェクトに参加できたと実感しています」








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