織田裕二主演シリーズ最新作「踊る大捜査線 N.E.W.」に高まる期待!熱血刑事・青島俊作の原点を振り返る
俳優

織田が演じる青島は、刑事になる前はコンピュータシステム開発会社で成績ナンバーワンの営業マンだったこともあり、明るい笑顔が印象的な人なつっこい青年。憧れの刑事になれた喜びのあまり無遠慮な言動で雪乃を傷つけてしまうなど、失敗も重ねつつ、典型的な"昭和の熱血デカ"である和久の仕事ぶりをしっかりと観察。それを真似て容疑者や事件関係者の警戒心を解くなど、着実に成長していく。誰に対しても敬意を持って対応する青島は、自身の出世よりも、困っている市民を救うことを第一とする真っすぐな性格の持ち主。事件の容疑者を取り逃がしてしまい、本庁の刑事たちからは厄介者扱いされることも多々ありつつ、自分の正義を信じて仕事に打ち込む。
そんな青島を織田は、大きな瞳をキラキラと輝かせながら、ポジティブオーラ全開で表現。観る者すべてを青島のサポーターにしてしまうほどの素直で自然体の演技を披露した。彼が愛用するモッズパーカーが"青島コート"と呼ばれ、当時の若者がこぞって着用していたのも、青島が人気を誇っていた証拠と言えるだろう。

青島を支えるすみれや和久、真下を始めとする湾岸署メンバーや、青島のひたむきさに触れて大きな影響を受ける室井など、魅力的な登場人物たちも本作の大きな魅力のひとつ。最終回のクライマックスで、織田と室井役・柳葉が披露する演技合戦は見逃せない。

同作は"サラリーマンとしての刑事像"を描いており、ド派手なカーチェイスやガンアクションもなく、逮捕された犯人が動機を情感たっぷりに明かすシーンもない。一方で、縦割り組織内で自分の仕事を全うすることの難しさや、チームワークの大切さにスポットを当てた普遍的なストーリーで、今もなお愛され続けている。織田が演じた青島の仕事にかける情熱は、現代の若者たちの胸にも届くはずだ。
文=中村実香


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