主演の吉高は、若手検事ゆえの青さもありながら、正義感を持ってがむしゃらに事件解決を目指す凜々子を好演。吉高の資質でもある天真爛漫で明るい空気感がきらりと光っている。
そんな彼女の隣でベテラン事務官・相原を演じたのが安田だ。出会った当初は、取り調べ中に感情的になってしまう凜々子に冷たい視線を向け、「老婆心ながら1つだけ...」と言いながらいくつも小言を並べて、凜々子もタジタジ...。そんなところからは厳しく真面目な事務官という印象を受け、安田の自然体の演技はリアルな"職業人"の空気を醸し出している。
そして、そんな相原が凜々子と良きコンビになっていく過程も、同作の魅力の1つ。感情に走りがちな凜々子を冷静にフォローしつつ、彼女の熱意に感化され、厳しくも温かな指導で凜々子を導いていく。また、回を重ねるごとに凜々子とハイタッチしようとしたり、プライベートな相談もし合ったりと関係値が築かれていき、徐々に相原の素顔も垣間見えてくるように。大好きな鉄道のことになると目を輝かせる姿や、離れて暮らす娘を思う時の切なくも愛情に溢れた表情など、人間味溢れる相原を安田が好演している。
ところどころ挟まれる軽いツッコミや皮肉っぽい言い回し、オーバーなリアクションにクスッとさせられるのも、安田の演技の妙。事件の核心に迫る時にはしっかりと重みを出しながら、小気味いい表現も忘れない。そんなシリアスとコミカルの絶妙なバランスがさすがだ。
毎話、さまざまな事件の真相を解き明かすために奮闘する凜々子と相原。吉高と安田を始めとした多彩なキャスト陣の演技に注目しながら、若手検事の成長物語を楽しんでいただきたい。
文=HOMINIS編集部











