堺雅人が「VIVANT」とは一転した脱力の世界へ..."ぱんだ"生瀬勝久とのムダな時間を楽しむ「やさぐれぱんだ」

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愛さずにはいられない不思議な魅力を放つぱんだ
愛さずにはいられない不思議な魅力を放つぱんだ

©2008 やさぐれぱんだ飼育委員会

一方、ぱんだの声を担当するのは、名バイプレイヤーの生瀬勝久だ。「ごくせん」シリーズや、世の中を席巻した「あなたの番です」など、数々の話題作でシリアスからコメディまで幅広く演じる彼が、本作では声のみの出演を果たしている。嘆いたり、ボヤいたり、疑問を投げかけたり...生瀬が命を吹き込むことで、とたんに愛おしさが倍増する。

そんな生瀬の巧みな声の芝居があるからこそ、堺のひょうひょうとした受け答えがより生きてくるのではないか。一見、かみ合わないようでいて、実は完璧に計算された2人のセッションは、いつまでも眺めたくなる心地よさである。

「やさぐれぱんだ」は、大きな事件が起こるわけでも、感動的なストーリーが展開されるわけでもない。ただただムダを楽しみ、青年とぱんだの心地よい時間を一緒に味わうだけ。それだけで、日々のあれこれがどうでもよくなるような...そんな究極に"贅沢な時間"が詰まっているのだ。一度ハマると抜け出せない、至高の脱力系作品がここにはある。

文=浜瀬将樹

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