元宝塚歌劇団男役スターとして活躍し、退団後は俳優・声優・アーティストなど縦横無尽に進化を続ける七海ひろき。そんな多面的な魅力を放つ七海のこれまでの仕事の中から"時代劇"にスポットを当てて特集する「<3ヵ月(1月-3月)連続企画>七海ひろき×時代劇」が2022年1月から時代劇専門チャンネルで放送される。
同特集では、1月に、2021年に東京・明治座で上演された「令和千本桜~義経と弁慶」の千穐楽の配信映像に新たなカットを盛り込んだスペシャルエディション版をTV初放送。さらに、七海が声優を務めたアニメ「織田シナモン信長」を放送し、七海の"今"を切り取る。2月は宝塚歌劇「燃ゆる風-軍師・竹中半兵衛-」と在団中に声優に挑んだアニメ「ノブナガ・ザ・フール」をピックアップし、七海の"原点"に迫る。3月は時代劇好きの七海が選んだ作品の放送と、あふれる時代劇愛を熱く語るインタビューが放送される。毎月各作品の前後に放送される、ここでしか見られない独占インタビューにも注目だ。
今回、七海にインタビューを行い、作品の裏話や宝塚歌劇団を退団して一番変わったこと、日々の癒しの時間などについて語ってもらった。
――同特集について初めて聞いた時の感想は?
「これまでも時代劇専門チャンネルさんには出演させていただいて、さらに3ヵ月連続で特集していただけるなんて、本当に光栄ですし、すごくうれしいです。改めて多くの方に、時代劇の良さを伝えたいと思いました」
――どのようなところに時代劇の魅力を感じていらっしゃいますか?
「時代劇は、自分たちが見てきたわけではない世界観が創り出されており、そこがすごく魅力的だなと感じています。"時代劇は難しい"と感じている方もいらっしゃるかもしれませんが、筋道が決まっていたり勧善懲悪でスカッとしたりと、時代劇こそエンターテイメントとして楽しめる部分があるんです!だから、純粋に楽しむことができますし、愛や友情など情に厚い部分が多く、感動作も多いと思います」
――1月に放送される舞台「令和千本桜~義経と弁慶」、2月に放送される宝塚歌劇「令和千本桜~義経と弁慶」の裏話を教えてください。
「『令和千本桜―』はコロッケさんあっての作品だと思っています。コロッケさんは演出にも携わっていらっしゃって、お芝居の稽古をしながら『ここはもっとこうしたらいいんじゃないか?』と作りあげていくんです。コメディーの要素がどんどん追加されていくのを間近で見て、ご自身も演者として稽古しているにもかかわらず、演出のアイデアが湯水のごとくたくさん出てきて素晴らしいな、と尊敬しました。
「燃ゆる風―」は、一人一人が自分の役を必死に生きていて、とてもいい雰囲気をみんなで作っていたな、と改めて感じた公演でした。あと、第一幕のラストにすごく長い殺陣があったのですが、そこを稽古している時は『永遠に終わらないんじゃないか?』と、あきらめそうになったのですが(笑)、みんなで盛り上げて乗り越えた場面でした」
――今回の特集では、俳優と声優の七海さんを堪能できるものになっていますが、俳優と声優で意識的に変えられていることはありますか?
「演じるということに関しては同じだと思うのですが、体全部を使うのと声だけで表現するという違いがあるので、声優として出演するときは、いかに声色に感情を濃く込められるかというのを追求しています。どうしたらより表現できるのかを試行錯誤しながら研究するのが、声のお芝居の楽しさだなと感じています」
――また、"宝塚時代"と"現在"の両方の七海さんを見ることができるというのも見どころの一つだと思います。そんな中で、宝塚歌劇団を退団して一番変わったことは何ですか?
「住むところが変わりました(笑)。あとは、在団中は自己プロデュースという部分において、お芝居、歌、ダンスなど黙々と取り組んでいる感覚がありました。退団してからの方が、ファンの皆さまやスタッフ、舞台やライブの制作さん、バンドの方々など、力を貸してくださる皆と一緒に進んで行っているなと、より強く感じていて、そこの意識が変わった部分だと思います」
――多忙な日々の中で、七海さんの"癒やし"の時間はありますか?
「甘い物が好きなので、仕事の合間などにカフェに行っておいしいお茶を飲んだりスイーツを食べたりするのが私の"癒やしタイム"です。あまり食べ過ぎるとよくないので気を付けていますが、何だかんだ言っていつも食べていますね...(苦笑)。昔からチョコレートが好きなので、都内のチョコレート専門店を調べて通っています」
放送情報
<3ヵ月(1月-3月)連続企画>七海ひろき×時代劇
舞台「令和千本桜~義経と弁慶」<スペシャルエディション>」
放送日時:2022年1月10日(月)22:00~ほか
織田シナモン信長
放送日時:2022年1月18日(火)2:00~ ※3話連続放送
チャンネル:時代劇専門チャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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