「かなだい組」ら世界選手権の代表メンバーも出演！高橋大輔がプロデュースした唯一無二のアイスショー「ICE EXPLOSION 2023」

ペア結成3季目となる2022-2023シーズン、これまでにない大躍進を見せているアイスダンスの村元哉中・高橋大輔による"かなだい組"。期待された「四大陸フィギュアスケート選手権」では攻めた結果、転倒などのミスが響いて総合9位に終わったものの、その一方で「全日本フィギュアスケート選手権」では悲願となる初優勝を実現。高橋に至っては、シングル時代と合わせて史上初となる2種目制覇という偉業を成し遂げた。

そして3月22日(火)～26日(日)にさいたまスーパーアリーナで開催される「世界フィギュアスケート選手権」も間近に迫った今、"トップ10入り"を目指す彼らの活躍に熱い視線が注がれている。

■3年ぶりに復活！高橋大輔がプロデュースするアイスショー「ICE EXPLOSION 2023」

そんな2022-2023シーズンの真っ只中となる1月6日～8日には、高橋大輔が自らプロデュースするアイスショー「ICE EXPLOSION 2023」(KOSÉ新横浜スケートセンター)が開催された。シーズン途中でありながら、かなだい組はもちろん、世界選手権への出場を控える友野一希選手をはじめ、現役競技者からプロスケーターまで国内外の実力者が多数顔を揃えており、そのハイレベルなプログラムはフィギュアファンの度肝を抜いた。

■美しいフォーメーション！観客の目を釘付けにする荘厳なオープニング

シングルスケーターとしての競技生活に幕を下ろした高橋が、2020年1月以来、実に3年ぶりに復活を遂げた今回の「ICE EXPLOSION(アイス エクスプロージョン)」。このショーは高橋がプロデュースし、パートナーの村元と相談しながら選曲、メンバー構成、照明、衣装、振り付けのイメージ等、その細部にまでこだわり抜いたという。"氷上のアーティスト"たる所以が、独特の世界観に満ちたショーの随所で発揮されているが、中でもフィギュアファンの間で評判を呼んだのが、グループパフォーマンスとなったオープニングだ。

日本のアイスショー初出演となる世界的な振付師、マッシモ・スカリによる「Unspoken words」に続いて、「傀儡謡(くぐつうた)　陽炎は黄泉に待たむと」の壮大なサウンドが会場に鳴り響く中、黒の衣装に身を包んだ多くのスケーターたちが息を合わせながら、美しいフォーメーションで見せたかと思えば、それぞれが思い思いに得意とする技を繰り出すなど迫力のパフォーマンスを展開。高橋も村元とのコンビネーションを見せ、厳かな雰囲気で"魂の物語"を氷上に表現すると、華やかな祭典の幕開けに相応しい圧巻の演技で魅了した。

■マッシモ・スカリの振り付け！"かなだい"が表現する「Love Goes」

かなだい組としては、今季のエキシビションとして使用しているマッシモ・スカリが振り付けた「Love Goes」を披露。ピンクのシースルーの衣装を身に纏った2人は、繊細なピアノの音色にマッチするどこか切ないような顔つきや清々しい笑顔など多彩な表情を浮かべ、氷上に横たわるドラマティックなラストシーンまで、ナチュラルな一体感のある演技は見惚れるほどの出来栄え。改めて"カップル"としての相性の良さを感じさせるようなスケーティングからは、充実の時を送る喜びが溢れ出ているようだった。

また村元は、村上佳菜子、振り付け担当のユラ・ミン、折原裕香という女性スケーター4人でBLACKPINKの「How You Like That」のパフォーマンスも披露し、キュートかつパワフルなステージでも存在感を放った。

K-POPやサイバーパンクなどフィギュアスケートの固定概念を良い意味で裏切るかのような多彩なジャンルにも果敢に挑む、高橋大輔のこだわりが詰まった特別なパフォーマンスの連続だった「ICE EXPLOSION 2023」。4月21日(金)に日テレプラスにて放送される完全版(1月6日公演)では、別アングル映像もあり、地上波放送とはまた異なる臨場感を存分に味わいたい。

文＝HOMINIS編集部

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