小久保裕紀監督もいい意味でプレッシャー」五十嵐亮太が挙げる投打のキーマンと優勝への"条件"

「スポーツライブ+」内で藤井皓哉投手にインタビューする五十嵐亮太
「スポーツライブ+」内で藤井皓哉投手にインタビューする五十嵐亮太

――一方で打者陣のキーマンは

「やっぱり山川穂高選手ですかね。キャンプでの表情を見ていてもだんだんとなじんでいきましたね。練習量が多く疲れも感じているでしょうけど、笑顔も見られていました。いろいろ苦しい思いをして、ファンの人に受け入れてもらえないのではという気持ちがあったと思います。僕もホークスに移籍した時、福岡で大丈夫かな、ファンの人に嫌われないかなという思いはありました。こればかりは結果を出すしかありません。この言葉はプレッシャーになるかもしれませんが、絶対にやってもわないといけないでしょうね」

――ホークスとしては左打ちの柳田悠岐選手、近藤健介選手との中軸が期待できる右の大砲。実績も十分だ

「本塁打の数に本人はこだわるでしょう。中軸は近藤、柳田、山川の3人がしっかりして、ようやく理想に近い形の打線が組めると思います。あとはその前ですね」

――となると、二人目のキーマンは

「周東佑京選手ですね。1番に入る打者が大事。1、2番が固定できたら最高ですね。昨年は終盤(9・10月度)の月間MVPを取ったぐらいなので、あの感覚で今年の開幕を迎えてもらいたいですね。彼が単打で出ただけで、投手には二塁打に近い形になってしまいます。常に気にしないといけないし、先発投手はその回数が増えれば増えるほど嫌になるでしょうから」

――あの脚力が相手バッテリーに与えるプレッシャーは大きい

「次の打者がバントなら意外に楽なんですけど、仮に2番が近藤になってくると、投げる方からすると想像したくないですよ。これはいい打線ですよ。そして山川と勝負をせざるを得ない状況をつくれば、形になります。たとえ点が入らなくてもその回数をどれだけ増やせるか。見応えのある打線ができますね」

――優勝できる戦力は整った

「もちろんです。あとは先発投手ですね。打者は常に打つとは限りません。打っているときに勝つのは当たり前ですが、そうじゃないときにいかに粘り、接戦をものにできるかが大事です。勝ちパターンのリリーフには松本裕樹、藤井皓哉、オスナの3投手がいます。ここまでそろうと、いい意味で監督のプレッシャーも強くなりますよ」

――最後に、新生小久保ホークスへの期待を

「監督1年目ですからね。監督が目指している野球に選手がどれだけ応えられるのか。監督、コーチ、選手の関係性がうまくいくのかは重要ですね。難しい時期もあると思いますが、監督をどうにか胴上げしたいと思う選手が多ければ多いほど何かあったときの立ち直りは早いと思います。いい関係性で進んでいけば、優勝できる力は当然ありますよ」

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取材・文=西スポWEB OTTO!

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