小久保裕紀監督もいい意味でプレッシャー」五十嵐亮太が挙げる投打のキーマンと優勝への"条件"

インタビューを受ける五十嵐亮太
インタビューを受ける五十嵐亮太

撮影:西日本新聞社

――特に先発投手が課題として浮き彫りになった

「有原航平投手がしっかりと結果を残して、和田毅投手もベテランながら投手陣の中心で投げていかないといけません。そこにどう他の選手がついていけるか。それ以上の結果を求めることも大事になってきます。東浜巨投手、石川柊太投手ももっとできるし、カーター・スチュワート投手も出てきました。また投手も大事だけど、それを引き出す捕手も重要になってきます」

――投打でキーマンを二人ずつ挙げてもらいます。まずは投手陣では誰になりますか

「難しいですね。先発で有原、和田以外に強いピースがほしいと考えると、石川に頑張ってほしいですね。いい時はものすごい抑え方をする。でも、そうじゃないときはなかなか試合をつくりきれない。それがはっきりしていたので、その差をなくせば2桁は勝てる投手。一つ一つのボールも良いし、テンポも良い」

――石川投手は昨年、ノーヒットノーランを達成した一方で、早々に崩れる試合も少なくなかった

「有原の場合はクオリティスタート(6回以上、自責点3以下)の割合が高い。さらに立ち上がりは良くないかな、と思ってもなんだかんだで試合をつくります。石川もそういうゲームを増やしてほしい。話しをしましたけど、下半身の使い方を見直しているそうです。それをどうつなげていくか。波を小さくしてほしいですね」

――投手でもう一人挙げると

「スチュワートですね。持っている球はいいので、抑え方を学ぶともっと勝てる投手なんですよ。これを引き出すのは甲斐拓也捕手の仕事だと思います。日本のバッターの特徴をつかみ、抑え方を覚えていく。それさえつかめばいい結果につながると思いますよ。自信にもなってくるからその扉を早く開いてほしいですね」

――五十嵐さんも野村克也氏や古田敦也氏ら名捕手との出合いを成長につなげた

「そうなりますね。抑えるきっかけやハッとする瞬間があるんです。その瞬間が多いほど抑え方が分かり、ここぞの失敗が少なくなります。投手はいつもいい球を投げられる、というわけにはいかない。ここぞの場面で間違わないのがいい投手だと思います。経験や感覚的なところもありますが、何かきっかけをつかむことで勝ち星も増えてきます」

この記事の全ての画像を見る

放送情報

スポーツライブ+「ホークスキャンプ中継」

詳しくはこちら

キャンペーンバナー

関連記事

関連記事

記事の画像