月間を通じて最もインパクトのあるサヨナラ打を放った選手を両リーグから1名ずつ選出し、スカパー!よりトロフィーと賞金30万円を贈る「スカパー!サヨナラ賞」。
5月15日(火)、今シーズン最初の月間「スカパー!サヨナラ賞」である3・4月度の受賞選手に、セ・リーグは下水流昂選手(広島東洋カープ)、パ・リーグは森友哉選手(埼玉西武ライオンズ)が発表された。発表に先駆け下水選手と森選手の表彰式を5月11日(金)に行い、トロフィーと賞金の30万円を贈呈。また、受賞選手をより詳しくご紹介するために、スカパー!プロ野球PRアンバサダーを務める倉持明日香が受賞選手に直撃インタビューを実施。表彰式の映像とともにスカパー!プロ野球公式twitter(@sptv_baseball)などで動画も公開される。
≪受賞選手コメント≫
下水流昂選手(広島東洋カープ)
今回、こういった賞を受賞させていただき非常に嬉しく思っています。実際には本当に無我夢中で、一塁を駆け抜けた時にみんながベンチから飛び出して来て(サヨナラ打を)実感した感じでした。試合は12回で最後に僕が決めましたけど、みんなで繋いでみんなで勝ち取った勝利だと思っています。今ここに僕が立っていますが、みんなで貰った賞だと思います。ファンの皆様、いつも熱い声援ありがとうございます!また、こういった試合を出来るように、チーム一丸となっていきますのでよろしくお願いいたします。
森友哉選手(埼玉西武ライオンズ)
自分自身二度目の受賞で非常に嬉しいです。あの場面は、押せ押せ状態だったので正直、『逆転できるな』、という気持ちでした。プロに入ってから"打てるキャッチャー"を目標にやってきました。これまでなかなかキャッチャーで出場する機会が少なかったですが、今年はキャッチャーとしても出場する機会も増え、このチャンスをものにできるように頑張ります。チーム自体も勢いがありますし、この勢いのままシーズンが終われるように、そして優勝できるように頑張りたいです。
≪受賞プレー概要≫
セントラル・リーグ 下水流昂選手(広島東洋カープ) 初受賞
下水流選手は、4月19日(木)マツダスタジアムで行われた対東京ヤクルトスワローズ6回戦、4対4で迎えた12回裏、二死二塁の場面でライト前へ劇的なサヨナラ打を放った。
広島東洋カープは4点を追う6回、ランナーフルベースから松山選手のライトへのタイムリーで2点を返すと、続くバティスタ選手がセンターへのタイムリーを放ち1点差。その後は両チームの投手が踏ん張り、迎えた9回裏、二死から田中選手がヒットで出塁すると、二盗を決めて一打同点のチャンス。続く菊池選手が右中間へのタイムリーを放ち土壇場で同点に追いついた。そして引き分けが脳裏をかすめた延長12回裏二死から安部選手がレフトへのツーベースで出塁すると、続く途中出場の下水流選手が初球を積極的に強振すると打球はライト前へ。土壇場での劇的な一打でチームは今季セ・リーグ初のサヨナラ勝ちを収め、連勝を5に伸ばした。併せて、この一打は入団6年目の下水流選手にとってプロ入り初のサヨナラ打となった。
パシフィック・リーグ 森友哉選手(埼玉西武ライオンズ) 2016年8月度に続き2年ぶり2度目の受賞
森選手は、4月18日(水)メットライフドームで行われた対北海道日本ハムファイターズ5回戦、7対8で迎えた9回裏、無死満塁の場面で右中間へ逆転サヨナラ二塁打を放った。
この日の試合は7回を終えて北海道日本ハムが5-0とリード。北海道日本ハムは8回表にも3点を追加しリードを8点に広げた。しかし8回裏、埼玉西武ライオンズは先頭からの連打を足掛かりに、二者連続四球押し出し、さらに3安打を集中させ一挙7得点をあげ、7-8と1点差に追い上げた。9回裏は、源田選手、浅村選手の連打と山川選手の四球で満塁のチャンスを作ると、この場面で打席に立った森選手は、1ボールからの2球目を右中間へはじき返し二者が生還、埼玉西武が8点差を逆転する劇的なサヨナラ勝利を飾った。
森選手のサヨナラ打は2016年8月31日(福岡ソフトバンク戦での二塁打)以来2本目、本賞の受賞も2016年8月度に続き2年ぶり2度目となる。
≪スカパー!プロ野球PRアンバサダー倉持明日香さんコメント≫
【下水流昂選手の受賞に対するコメント】
与えられた打席、限られた少ないチャンスをものにする勝負強さはやっぱりベテランの強みだと思いますし、それが発揮された打席だったと思います。また、サヨナラの時、他の選手がすごく喜んでいたのが印象的でした。若手もベテランも、皆でこの勝利をつかんだ、それが感じられるシーンでした。延長に入るとどこで試合が終わるかわからないので、最後の最後まで選手や球場の雰囲気含めて野球の醍醐味を十分に味わうことができたのがこの一打だったと思います。
【森友哉選手の受賞に対するコメント】
8点差をひっくり返してのサヨナラでした。プロ野球で8点差を返すのはなかなか難しいと思います。それでも8点差を返せるのが、今のライオンズだったりするのかなとも思います。私はこのサヨナラをテレビで見てましたが、森選手が打席に立った時、自信に満ちた表情で、サヨナラを打ちそうな雰囲気が画面を通して伝わってきました。キャッチャーは一番色々なこと考えてプレイをしないといけない難しいポジションですが、打席に立てば勝負強いバッターでもあるので"すごいな"と思います。
放送情報
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