BSスカパー!にて放送中のプロ野球情報バラエティ「プロ野球ワイド2018」。礼二(中川家)とMCを務めるのは、女性タレント屈指の"プロ野球通"の倉持明日香だ。
それもそのはず、父親はロッテなどで活躍した元プロ野球選手で、「スカパー!プロ野球PRアンバサダー」としての活動は3期目に入る。年間40試合前後は球場で観戦しているという倉持に、交流戦についてたっぷり語ってもらった。
ズバリ、「プロ野球ワイド2018」のみどころは?
「2017年シーズンも礼二さんと一緒に司会をやらせていただいていたのですが、今年はもっとコアなところまで、プロ野球をより深く掘り下げることになりました。私もロケに行かせていただいていて、先日は球団の広報の方に密着させていただきました。普通は見られない舞台裏の映像や普段は聞けないお話をお伝えしていきます!」
プロ野球はいよいよ交流戦が始まりました。個人的に注目している対決はありますか?
「例えば、出身校を切り口にするのもおもしろいと思います。読売ジャイアンツの菅野智之投手と北海道日本ハムファイターズの大田泰示選手は、東海大付属相模高校出身の1学年違いです。中日ドラゴンズの岡田俊哉投手と北海道日本ハムファイターズの西川遥輝選手は智辯和歌山高校出身の1学年違い。福岡ソフトバンクホークスの東浜巨投手と横浜DeNAベイスターズの嶺井博希捕手は高校、大学(沖縄尚学高校~亜細亜大学)でバッテリーを組んでいました。同じ学校で切磋琢磨して成長した選手たちが、レベルの上がったプロの世界でどんな戦いを見せてくれるのか楽しみにしています。
個人的に一番注目しているのは、読売ジャイアンツの田口麗斗投手(広島新庄高校出身)とオリックス・バファローズの山岡泰輔投手(瀬戸内高校出身)の投げ合いです。2人は高校時代からのライバルで、3年時の夏の広島大会決勝では延長15回をともに完投して再試合になるなど、広島を沸かせていたんです。去年、ジャイアンツ対オリックスの交流戦を観に行ったら、田口投手が先発でした。試合中に翌日の先発投手の発表があって、山岡投手の名前がコールされたんです。1日ずれていたら田口投手と山岡投手の投げ合いが見られたのかと思うと残念でなりませんでした。今年こそは実現してほしいですね」
交流戦は過去3年、福岡ソフトバンクホークスが優勝。全体の勝率もパ・リーグ球団が圧倒していますよね。
「過去のデータを見ると、交流戦で上位に入る球団は、ペナントレースでも上位にきて、クライマックスシリーズに進出することが多いですよね。逆に、前半戦は好調だったのに、交流戦で失速して、そこから下位に低迷してしまうこともあります。だから、交流戦はターニングポイントになるし、シーズン全体に与える影響も大きいのだと思います。ホークスは選手層が厚くて本当に強いです。誰かが怪我をしても、その穴を埋める選手が当たり前のように出てきますから。ホークスが4連覇するのか、どこかが打倒ホークスの意地をみせるのか、どうなるんでしょうね。好調の柳田悠岐選手が交流戦でもサイクルヒット(1試合の中で安打、二塁打、三塁打、本塁打を打つこと。今季4月21日に記録している)を達成して、MVPを取るなんてこともありそうな気がします(笑)」
ペナントレースにはない交流戦の魅力は何だと思いますか?
「いつもは交わらない相手と戦うということで、球場内では両球団のファンがいつも以上に熱い応援を繰り広げます。交流戦ならではの応援合戦も見ものです。マツダスタジアムというと広島カープファン一色になることでおなじみですけど、ほんの一角で応援する『千葉ロッテの応援の力が凄くて感動した』ということをカープファンの方が言っているのを聞いて、胸が熱くなりました。
せっかく"交流戦"というのですから、ファン同士で交流してみるのもいいと思います。 私も去年、球場で知り合った阪神ファンの60代のおばさま3人組と仲良くなって、お互いの好きな選手をお薦めし合ったんです(笑)。交流戦に限らず、ファン同士が交流できるのもプロ野球観戦の醍醐味の一つです。
球場に行けない方は、スカパー!のプロ野球中継で交流戦を楽しんでください。また、玄人の方も、初心者の方も楽しめる『プロ野球ワイド2018』も併せてチェックしていただけたらうれしいです!」
文=長昌之 撮影=土井一秀
放送情報
プロ野球ワイド2018
放送日時:2018年6月18日(月)19:00~
チャンネル:BSスカパー!
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。
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