セ・リーグ読売ジャイアンツ石川慎吾選手が、8月度の「スカパー!サヨナラ賞」を受賞した。この賞は、その月の全サヨナラ試合の中で、最も劇的なサヨナラ打を放った選手を称えたもの。
8月24日、東京ドームで行われた横浜DeNAベイスターズとの18回戦、マジック点灯がかかる一戦で2日間足踏みが続いていた巨人。シーソーゲームの様相を呈した試合は、1点をリードされた9回、キャプテン坂本選手の同点タイムリーで、延長戦にもつれ込む。迎えた延長11回裏、ノーアウト2塁のチャンスで原監督は代打に石川選手を起用。その期待に応えた石川選手は、バックスクリーンにサヨナラ2ランホームラン。劇的勝利で、5年ぶりの優勝へカウントダウンとなるマジック20を点灯させた。
石川選手はプロ8年目で初のサヨナラホームラン。巨人では2017年6月度の亀井選手以来、2年ぶりとなるサヨナラ賞受賞となった。
――8月度の「スカパー! サヨナラ賞」受賞の感想を。
「このような光栄な賞をいただけるのはものすごく嬉しいことですし、これを励みにもっともっと頑張ろうっていう気持ちになります」
――プロ初のサヨナラホームラン。マジック20点灯にも貢献されましたが、振り返って感想を。
「同点の場面で延長11回だったんですけど、ノーアウトランナー2塁という形で代打というところで、何としてもランナーを進めるっていう気持ちが、最高の結果につながってくれたと思うのでよかったなと思います」
――2ボールになってからという、普段はあまりない状況で代打でしたが?
「びっくりはしましたけど、しっかりと準備はできてたというか、気持ちを切ることなく準備できていたのが良かったかなと思います」
――坂本選手から「三球三振」と言われてたということですが、どんな心境になりましたか?
「三球振って来いって言われて、初球のストライク見逃したので言うことは聞いてないですけど、あの場面で少しでもポッと声掛けてくれるだけで、僕としては気持ち的にはすごく楽になりました。後ろに勇人さんがいるっていうのを再確認できた時間でもありますし、すごく助かりました」
――球場の雰囲気はいかがでしたか?
「地響きのような感じでした。勝ってスタンドに挨拶して、ベンチに帰るまでの「慎吾コール」はすごく印象に残ってます」
――優勝に向けての意気込みは?
「シーズンも終盤になってきて、マジックも出ているので、一つ一つ減らして、早く皆さんと優勝の喜びを分かち合えるようにやっていければと思います」
――試合前、モチベーションを上げるために聴く音楽は?
「(モチベーションを上げるためには)あまり音楽は聴かないです。普段と変わらないことをすることが、一番大事かなと思っているので、あまり特別なことはしないようにはしています」
――試合前は緊張しない?
「めちゃくちゃ緊張するので、緊張したら緊張をとるための作業をするのではなくて、緊張してからどうするかっていうことを考えるようにしています。緊張することが多いというか、緊張することしかないです。昔から緊張しいです」
――緊張を楽しんで、力に変えている?
「楽しくはないですけど、プレッシャーはどうしたってかかるし、緊張もどうしたってするので、もう緊張はするものだっていうふうに考えています。あまり「こうなったら、どうしよう」っていうことを考えずに、普段通りにという感じです」
――休日のリラックス方法は?
「ぼーっとしています。家にいるだけです。夏の間も外に出かけることはなかったです。意外だと、よく言われます」
――遠征で移動する時の過ごし方は?
「何もないな...。基本的には起きていると思います。あまり寝ることはないですね。音楽を聴いてます。基本は邦楽です。ノリの良い歌からしんみりした歌まで、けっこういろんな歌を聴きます」
――最後に。スカパー!で試合終了まで視聴し、応援しているファンの方に向けてメッセージを。
「ファンの皆さんあっての僕たち野球選手だと思うので、これからも変わらぬ声援を、よろしくお願いします」
※月間スカパー!サヨナラ賞とは
月間を通じて最もインパクトのあるサヨナラ打等を放った選手に贈られる賞として2012年に制定。「試合終了最後の1球まで真剣勝負をお届けするスカパー! 」から多くのファンに、プロ野球中継最大の魅力を伝えることができ、それがプロ野球界発展の一助となると考え、本賞へ協賛。
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<スカパー!で2019シーズン プロ野球セ・パ12球団公式戦全試合生中継!>
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