仕事としてはもちろん、「野球が好きでたまらないんです」と公言する倉持明日香さん。その研究熱心さはプロ野球OBや関係者も驚くほど。
「スカパー!のプロ野球セットに加入してから5年になります。シーズン中はとにかく忙しいですね。平日はお昼からファーム(2軍)の中継があるので、12時半の試合開始とともに視聴します。テレビ中継だけではなく"プロ野球セットアプリ"で配信される日もあるので、テレビをつけながらタブレットでザッピングしながら見るんです。ファームの試合が16時開始の場合は、一軍の試合とかぶってしまうので本当に大変(笑)。とはいえ、全試合をオンタイムで見ることはできないので録画したり、試合当日の夜や翌朝の再放送でチェックすることもあります。シーズン中はそんな形で試合を追って、合間にご飯を食べ、お風呂に入ったりする感じですね。例年は球場で40試合ぐらい見るんですけど、'20年はそれができませんでした。残念でしたけど、プロ野球セットをフル活用することができました」
相当な"野球熱"の持ち主で、その熱さはシーズンオフになっても衰えない。
「若手選手の教育リーグである『みやざきフェニックス・リーグ』が始まると、シーズン中とは違う楽しみが増えます。'20年はペナントレースと同じように中継と配信の日、配信だけの日があったので、自分の予定と放送日時をリストアップしてスケジュールを組み、チームを問わず視聴しました。例年楽しんでいる『アジア・ウインターリーグ』が開催されなかったのは残念です。個人的にはその時期になると4年連続で『スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞年間大賞』の司会をやらせていただいています。毎年、このイベントが終了すると"わたしのプロ野球シーズン"も終わりという感じでしょうか(笑)。周りの人からは『ようやく一息つけるね』と言われますが、むしろ心にポッカリと穴が空いてしまったようで寂しいんです。ただ、シーズンオフになると、選手たちがスポーツ関連の情報番組やバラエティ番組に出演するので、そういうコンテンツも楽しんでいます。スカパー!では、最新のシーズンに限らず過去の試合や名シーンをプレイバックしてくれる番組があるので、すで何回か見たことがある場面でもついつい見てしまいます」
とにかく多くの試合、関連番組をチェックしている彼女だが、気になるのはその情報量をカバーする視聴スタイル。
「試合の展開やプレーはもちろんですが、"解説"もしっかり味わいたいタイプなんです。わたし自身は野球の経験がないので、やっぱり専門家のお話はものすごく勉強になります。チームや選手の情報、技術論はどれも深くて面白いですよね。書かないと忘れてしまうのでスマートフォンにメモを残します。選手名鑑も手元に置いていますが、メモすることに忙しいので開く機会はほとんどありません」
プロ野球選手はシーズン終了後の短いオフの間に自主トレを行い、2月からはチームに合流してキャンプが始まる。
「母からは『キャンプって練習だよね。見てて面白いの?』って聞かれます(笑)。でも、そこでしか見られない場面はたくさんあるんです。選手たちの素顔、監督やコーチとの関係性が見えたり、チームごとのカラーなども分かります。しかも、キャンプ中継は年々内容が濃くなっているんです。以前は定点カメラの映像だけだったので、選手がお昼休憩に入るとグラウンドの整備作業だけが流れていまた。でも最近は、休憩直前の選手に一言コメントをもらったり、事前に収録されたインタビューが放送されるようになったんです。ファンならこれは見逃せませんよね。ですから、本当に野球が好きな人には、ぜひ2月のキャンプからプロ野球セットに入ってもらって、一年中楽しんでほしいと思います!」
■倉持明日香さんのお気に入り番組
「笑ゥせぇるすまん」(TBSチャンネル2)
Ⓒ藤子Ⓐ/シンエイ
「何時間もこの作品を放送していることがあって『攻めてるなぁ』とワクワクしながら見ました(笑)。主人公・喪黒 福造の口上を覚えてしまうほど、子供の頃から大好きです!」
「『BOLERO』-ある愛-」('10年星組・全国ツアー・千秋楽)(TAKARAZUKA SKY STAGE)
Ⓒ宝塚歌劇団 Ⓒ宝塚クリエイティブアーツ
「無料放送の日に母と一緒に楽しんでいます。加入してない理由は『テレビの前から離れられなくなるから(笑)』。組子さんのミニ番組からトップさんが輝くステージまで全部録画します」
くらもち・あすか●'89年9月11日生まれ、神奈川県出身。AKB48を経て女優、司会者として活躍の幅を広げる。元プロ野球選手の倉持明氏を父に持ち、野球関連の番組やイベントにも多数出演している。
撮影=大川晋児 取材&文=大小田真









