
VTuberグループ「にじさんじ」に所属する樋口楓が2024-2025 LIVE Tour "BREAKING"の東京公演を4/19に開催した。こちらは昨年の台北公演から続く、ファイナル公演となっており多くのファンが待ち望んでいた。

開始時刻になると会場が暗転、本公演のキーヴィジュアルから樋口が帰国する様子が映し出されると「アイムホーム!」からライブがスタート。ステージ上には台北公演でのゲストライバーと楽しげに台北を観光する様子が映し出され微笑ましい写真たちにファンもニッコリ。続く「Feel it now」でもまるでギャルゲーかのような演出がステージ画面でなされ、ツアーファイナルにふさわしい凝った演出で会場の期待も更に高まる。
ここで衣装チェンジ。ライブツアーの衣装に着替えると「恋すな」「野球讃歌」を披露。時にキュートに時に濁声を響かせる流石の歌唱力に会場のボルテージがあがる。また、バットを持った樋口が「お待たせしました!」と告げるとファンからは大きな歓声があがり、樋口を後押し。更に樋口がボールを打つ演出では実際に会場にボールが降り注ぐファンには嬉しいサプライズだ。

MCでは拡声器を交えつつ、生バンドに自身も興奮の様子。そんなパンクな曲たちは生の音によって更に迫力を増していた。
ここまでアップテンポな曲で構成されてきたライブは休みなく続く。流れてきたのは「MML」「アンサーソング」で樋口の魅力的な透明感のある歌声が会場を包み込むとファンからは応えるようにサイリウムが揺れた。

ここで再び衣装チェンジ。お馴染みの制服衣装に戻ると舞台にはゲストのエナー・アールウェットの姿が。始まったのは「桜の季節」。出会いと別れを桜の散るさまで彷彿させるこの曲を2人の温かい歌声が響く。桜並木を通り過ぎ電車に乗ると、本を読み座る周央サンゴが。続く曲は「東京」(くるり)まるで樋口が春を過ぎて上京してきたかのようなストーリーも相まって会場が固唾を飲んで見守る。電車を降り町に出た樋口は文野環と散策をはじめた。そうしてはじまる「下北以上 原宿未満」は可愛らしい2人のダンスと共にのんびりとした時間が流れた。時刻も夕刻を過ぎ、どこかの屋上で月ノ美兎と出会った樋口は「東京」(SUPER BEAVER)を歌い上げる。曲の半分ほどがハモリで構成されていたこの曲は2人の阿吽の呼吸も相まって美しい旋律をファンに届けた。夜になり流れ星も見える時間、樋口が夜空に歌うのは「東京」(Saucy Dog)沢山の人波に揉まれ、都会ならではの苦悩をくぐって辿り着いた夜に会場も酔いしれる。更に「mimi」が滑らかにスタートすると樋口が都会で過ごした時間が綺麗にこのライブに結合したようで舞い落ちる雪の演出が静かに樋口とファンを祝福した。

放送情報
Higuchi Kaede 2024-2025 LIVE Tour “BREAKING” TOKYO
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