ヘイスミ、マンウィズらが暴れまわる！「SATANIC CARNIVAL '18」初日の模様をレポート！

パンクやラウドロック、ハードコアを中心とした大型イベント「SATANIC CARNIVAL '18」が6月16日・17日にかけて、幕張メッセ国際展示場9-11ホールで開催された。2014年に横山健率いる音楽レーベルPIZZA OF DEATH主催でスタートしたSATANIC CARNIVAL。当初は1日のみの開催だったが、2017年より2日間開催となったことで、出演陣もパワーアップ。今年はメインステージ<SATAN STAGE>とサブステージ<EVIL STAGE>の2ステージに、総勢38組のアーティストが登場した。

初日となる6月16日、時計の針が12時を指すと、いよいよSATANIC CARNIVAL'18が開演。<SATAN STAGE>の先陣を切ったのは、4月14日に同会場でワンマンライブ「『New Sunrise』Release Tour 2017-18 GRAND FINAL SPECIAL ONE MAN SHOW」を行ったFear, and Loathing in Las Vegasだ。「Return to Zero」から始まり、5月に発売された最新シングル「Greedy」を含む全8曲を披露。パワフルなパフォーマンスで観客を魅了していった。

その後、2年ぶりのSATANIC CARNIVAL出演となるMAN WITH A MISSIONが<SATAN STAGE>の4番手として登場。MCではジャン・ケン・ジョニー が「皆サンニゴ注意ガアリマス。ツイコノ間TVデヨカラヌ説ガ広ガリマシタ。MAN WITH A MISSIONノ中身、藤井聡太七段説。デモコレハ真ッ赤ナ嘘デゴザイマス。MAN WITH A MISSONニ"中身"ナンテゴザイマセン」と先日TV出演時のネタで会場を盛り上げた。今回、シングル・アルバムからバランス良く曲をセレクトしたMAN WITH A MISSION。幅広い層から支持を得る彼らならではの、アーティストとオーディエンスが一体となったステージが印象的だった。

そして、この日一番のオーディエンスを集めたのがSATANIC CARNIVALでもおなじみのマキシマム ザ ホルモン。熱狂的なファンの多い彼らの登場に、会場は独特の熱気に包まれていく。これには「凄い光景すぎちゃって、言葉になりません。こんな素敵な光景を見たのは、去年のSATANIC以来かな」とナヲも舌をまいた。「シミ」「絶望ビリー」「糞ブレイキン脳ブレイキン・リリィー」など、続々と飛び出すキラーチェーンのコンボに、会場のボルテージも天井知らずの上昇を見せる。最後はライブ恒例の観客強制参加"恋のおまじない"からの「恋のスペルマ」でフィニッシュ。圧巻のパフォーマンスを見せつけた。

初日の大トリを務めたのは、昨年のSATANIC CARNIVAL'17でも大暴れの活躍を見せたHEY-SMITH。ボーカルの猪狩秀平も「やばいメンツが揃っている中で、トリを飾るのは我々ゴリゴリのインディーズバンドですよ。マジ、バンドって夢あると思うわ。俺は今日、一人の男になりにきたぜ。よく見て帰れ」と絶叫。この日彼らが魅せたアンコールを含む全23曲のパフォーマンスは、もちろんこの日最多だ。1時間を超えるステージで、嵐のような熱気と興奮を巻き起こしたHEY-SMITH。「Goodbye To Say Hello」の演奏前に送った「最後の曲をやりたくないぐらい最高の時間やった。共有してくれてありがとう」というメッセージは、オーディエンスも同じ気持ちだったに違いない。

BSスカパー！では、7月21日(土)23時30分から「SATANIC CARNIVAL'18 ダイジェスト」を、フジテレビNEXTでは7月31日(火)＆8月1日(水)に「DAY1」と「DAY2」の模様をそれぞれ21時から24時の計6時間にわたってオンエア。熱いエネルギーがぶつかり合う"最狂"のロックフェスを見ずして、今年の夏は始まらない！

文＝安藤康之

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