「天国の階段」以来のチェ・ジウとの共演も話題!クォン・サンウの新たな代表作「ヒットマン」シリーズに見る第一線で活躍し続けられるワケ

韓流・海外スター

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「ヒットマン リサージェンス」
「ヒットマン リサージェンス」

(C) STUDIO TARGET, ALL RIGHTS RESERVED.

さらに、一念発起して漫画を描こうとするも話が思いつかず途方にくれる不甲斐ない顔や投資の失敗が妻にバレて怯える様子まで、コロコロと変わるジュンの胸中を多彩な表情で浮かび上がらせるサンウの演技には、思わず笑わされてしまう。

そんなダメダメな姿を積み重ねたからこそ、後半のエージェントとしての覚醒はカタルシスも抜群で、それまでの情けない顔つきは鋭い眼差しを帯びてグッとソリッドに。

「ヒットマン リサージェンス」
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決死の表情を浮かべるアクションも満載で、スライディングしながらの射撃やナイフを手にしたラスボスに対し漫画家らしく鉛筆で立ち向かう一騎打ちなど、コミカルな瞬間を挟みつつも見応えのある格闘を繰り広げる。

そんなジュンの仲間たちも魅力的で、「IRIS-アイリス-」(2009年)など数々のヒット作に名を連ねてきたチョン・ジュノが民間人となったジュンを守ろうとする猛虎隊隊長・ドッキュを演じ、かつての戦友であるジュンとのブロマンスを体現。さらに後輩のチョル(イ・イギョン)との女性をめぐった三角関係での"ナイスミドル"を取り繕う浮かれっぷりなど、コミカルな存在感を放っている。

「ヒットマン リサージェンス」
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「ヒットマン リサージェンス」
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サンウが得意とするコメディとアクションという2つの魅力を1度に味わえる「ヒットマン リサージェンス」。第一線を退く役者も多い中、時に路線を変えながら第1次韓流ブームから長きにわたって活躍し続けるサンウの現在を本作で堪能したい。

文=HOMINIS編集部

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映画情報

ヒットマン リサージェンス
2025年6月13日(金)より全国公開中
配給:アルバトロス・フィルム

詳しくは
こちら

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