石原さとみがバレリーナを演じ、本格的なダンスを披露!主演・阿部寛と紡ぐラストシーンが圧巻の「"新参者"加賀恭一郎『眠りの森』」

阿部寛が寡黙な刑事を演じて人気を博した、東野圭吾原作のミステリードラマ「新参者」(2010年・TBS系)。その前日譚にあたる物語を描くSPドラマが、「"新参者"加賀恭一郎『眠りの森』」だ。ヒロインとなるバレリーナ役に石原さとみを加え、原作となる「加賀恭一郎シリーズ」の中でもファン必見といえるエピソードを映像化した。

本格的なバレエ「白鳥の湖」でダンスを披露する石原さとみ
本格的なバレエ「白鳥の湖」でダンスを披露する石原さとみ

原作/東野圭吾「眠りの森」(講談社文庫刊) (C)TBS

ひょんなことからバレエ「白鳥の湖」を鑑賞した刑事・加賀恭一郎(阿部寛)は、黒鳥を演じるバレリーナ・浅岡未緒(石原さとみ)の踊りに心を奪われる。そんなある日、その公演を主催する名門バレエ団の事務所で殺人事件が発生。その場に居合わせた団員が被疑者とされるが、警察は正当防衛の線で捜査を進める。しかし、加賀はいくつかの不審な点に疑問を抱いていた。加賀は事件を担当する所轄刑事の太田(柄本明)と衝突しながらもタッグを組み捜査を進めるが、そんな中で「眠りの森の美女」のゲネプロ中にバレエ団の敏腕演出家が毒殺される事件が発生し、状況は混迷を極めていく。

本作のヒロインで才能あふれるバレリーナを演じるのは石原さとみ。芝居だけでなく実際にバレエの踊りも披露しなければならないというハードルの高い役柄だったが、石原はバレエダンサーの熊川哲也が主宰するKバレエカンパニーの指導を受け、バレエの稽古に励み撮影に臨んだ。小学生の頃に2年ほどバレエを習った経験があったものの、役者としてバレエを本格的に踊るのは今回が初。それでも彼女は過酷なスケジュールをこなし、劇中では指先やつま先まで神経の行き届いた美しい踊りを披露している。

石原が演じるダンサーの未緒は、普段は地味なのに舞台に立つと一転して輝かしいオーラを放つという陰と陽の二面性が魅力的な人物。石原はそんなキャラクターを、普段は垢抜けずどこかオドオドとした口調や仕草で、舞台の上では別人のように堂々とした踊りで体現した。特に冒頭部分、加賀が未緒に心を奪われることになった「白鳥の湖」の黒鳥の鬼気迫る雰囲気は圧倒的で、まさに才能あふれるダンサーであることを視聴者にも知らしめる印象的なシーンに仕上がった。石原自身は「未緒のラストシーンがとても印象に残っている」と語っているが、阿部寛と2人で紡ぐ、未緒の決定的な瞬間を描くクライマックスはまさに圧巻の一言。胸を打たれること必至のラストは、ぜひ本編で確かめてもらいたい。

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放送情報

“新参者”加賀恭一郎「眠りの森」
放送日時:6月9日(金)23:55~、25日16:30~
放送チャンネル:WOWOWプラス 映画・ドラマ・スポーツ・音楽
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

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