ストーリーはプロデューサーの石井(山崎銀之丞)から「真田丸」より面白いものを作るように太田(松井)がプレッシャーをかけられる中、白い着物が血で染まった織田信長(三宅)が突如、TV局に現れたことから展開していく。太田は信長だと名乗る不審者が"信長クイズ"に全て正解し、スマホを知らないことから本物だと確信。のんきなAD原田(岡山天音)が、天下をとると確信している信長に歴史を伝えて激昂させるなど、スタッフルームはカオスと化す。しかし、本人監修のリアルなドラマを作れるまたとないチャンスと考えた太田は、信長に共に天下をとろうと提案。かくして信長はロバート秋山主演の「連続時代劇 織田信長」の現場で赤いトレーナーを着てADとして働くことになり、「おい、そこの赤いの」と呼ばれることになる。
■戦とは関係ない逸話を演じるロバート秋山に爆笑
本物を味方につけたものの、信長が提案するエピソードは合戦に関係ないものばかり。あまが池で大蛇を退治しようとする回では、大蛇を見つけられない家臣たちに業を煮やし、信長自ら褌一丁になって池に入るのだが、足を水につけただけで「冷たい」(実際、真冬のロケだった)と大騒ぎする秋山を見ても、本人は大蛇の逸話が入ったことに大満足。「長篠の戦い」がないのに、若き日の前田利家(JOY)とイチャつく回が放送され、BLドラマ化してしまうなど番組は大炎上。果たして、信長ドラマに欠かせない炎に包まれた本能寺の変は放送されるのか?周囲を凍りつかせるイメージが強い信長だが、秋山演じる脱力系信長には癒されること間違いなしだ。
文=山本弘子
放送情報【スカパー!】
小河ドラマ 織田信長
放送日時:6月23日(日) 6:00~
放送チャンネル:時代劇専門チャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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