中島健人が語る映画文化と旅。パワーアップした「映画の旅人」で思うこと「未来への布石となる番組」

「中島健人 映画の旅人」第2回「インド・ムンバイ/インド映画流ダンスの世界」より
「中島健人 映画の旅人」第2回「インド・ムンバイ/インド映画流ダンスの世界」より

――タイ編が12月1日から配信開始になります。タイで印象に残った食べ物などありますか?

「『ロティサイマイ』というお菓子ですね。綿菓子をクレープに包んで食べるというものなんですけど、日本の方も好きなんじゃないかな。縁日でアニメなどの絵柄の袋で包まれた綿菓子がたくさん並んでいるじゃないですか。タイのものは透明の袋に入っているんですが綿菓子自体にピンクや緑といった色がついていて、彩り豊かで、しかもそれをクレープに包んで食べるという面白さがあります。初めて食べたので"食のカルチャーショック"でした。また、ゾウに乗るのは人生初体験だったので、童心をくすぐられましたね」

――タイでは、日本でもブレイク中の人気若手俳優アップ(プーンバット・イアン=サマン)さんとも同世代映画トークをしたそうですね

「今まで大先輩たちへのインタビューが多かったので初めての同世代対談でした。共通の好きなアニメもあって、『遊戯王』や『NARUTO-ナルト-』、『ONE PIECE』などの話で盛り上がり、特にアップ君は『推しの子』が好きみたいで!『僕が『GEMN』としてアニメ版の主題歌を歌っているんだよ』と言ったら知ってくれていましたね。『推しの子』は日本の芸能界の構造を表現しているところが、タイでもすごく共感されていると言っていました」

「中島健人 映画の旅人」第5回より、タイの名所・ワット・ポーにて
「中島健人 映画の旅人」第5回より、タイの名所・ワット・ポーにて

――番組の中で世界各地を巡っていますが、ロケ中に意識していることはありますか?

「何も意識していないかも。自然体ですかね。素で楽しむことかな。あとは、できるだけ旅先の人と友達になるというのは意識しています」

――では、番組をやっていて良かったと思う瞬間はありますか?

「制作者の熱量をじかに感じることができるという点ですね。その国の映画界の頂点を極めた方に会えるわけですから。バンジョン(・ピサンタナクーン)監督というタイのNo.1興行収入である映画『愛しのゴースト』を撮った監督と対談できたんですけど、そういう機会ってタイの役者さんでもあまりないのではと思います。日本人の僕が大使のように対談することが刺激的だし、何かしら未来につながることになっているんじゃないかな」

――そうした刺激を受け、自分の作品で何か還元しようと思っていることはありますか?

「やっぱりできるだけ自然体ってことですかね。4年前にクリストファー・ノーラン監督にリモートでインタビューする機会がありました。その時に『僕にピッタリの役はなんでしょうか』と聞いたら『インタビュアーの役』って言われたんですよ。それじゃだめだなと思う。もっと様々な役を演じることができる俳優として見てもらえるように、頑張らなきゃいけないなと思いました」

――具体的にすでに行っていることはありますか?

「できるだけ自分のパーソナリティをさらけ出すようにしています。今は『GEMN』としての名刺を持っていて、会う監督にお渡ししていますね。僕は大変ありがたいことに映画では主演として出演することが多いのですが、世界の監督に『あの映画見たよ』と言われるようになりたい、そのような映画に関わりたいというモチベーションがかなり上がりました。そういった意味で、未来への布石となる番組になっているんだなと思いますね」

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放送・配信情報

「中島健人 映画の旅人」第5回「タイ・バンコク/人気俳優アップと同世代対談」

配信日時:2024年12月1日(日) 0:00~
配信先:WOWOWオンデマンドで先行配信
配信ページ:https://wod.wowow.co.jp/program/199574

放送日時:2024年12月8日(日) 0:00
チャンネル:WOWOWプライム
番組オフィシャルサイト:https://www.wowow.co.jp/detail/199574

番組公式インスタグラムアカウント:@wowow_nkeiga_official
WOWOW映画公式X:@wowow_movie

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