上川隆也主演「遺留捜査」原点・第1シーズンの魅力とは?糸村聡誕生の瞬間を振り返る

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(C)東映

上司の宮下(螢雪次朗)から"お嬢"呼ばわりされているのが、若手刑事のみゆき。聞き込みに行くたびに何の前触れもなく現れて、話に割り込んでくる糸村にたびたびイライラさせられながらも、芯が強く、正義感を秘めて捜査にあたるみゆきを、貫地谷が好演している。

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捜査に夢中になると止まらなくなる糸村の話をクールに遮るみゆき。村木には無理難題を押しつける糸村も、みゆきにはなぜか素直に「ごめんね」と謝る。しかし口にこそ出さないものの、みゆきは糸村の信念と粘り強い捜査を目の当たりにすることで、自身も刑事として成長していく。曽根からも「糸村の影響か」と注意を受けるようになるほど、糸村に感化されている部分も大きい。

第10話から最終話では、元警察官が殺害されたことから展開し、江藤も絡む18年前の殺人事件の謎に迫ることに。糸村は遺された犬の面倒を見ながら、犬笛をヒントに捜査を続ける。「ものから聞こえてくる声を聞き取るのが僕の仕事」と遺留品に宿るものについて真っすぐに語る場面も。

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長く愛されるシリーズになった理由が詰まっている本作を、糸村というキャラクターに命を吹き込んだ上川の生き生きとした芝居にも注目しながら楽しんでほしい。

文=山本弘子

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