松岡茉優が初主演映画そして最新作「蜜蜂と遠雷」でたどりついた女優への思い

松岡茉優
松岡茉優

ドラマや映画だけでなくバラエティでも活躍している女優・松岡茉優。10/4(金)には、最新主演作『蜜蜂と遠雷』が公開される。日本映画専門チャンネルでは、これを記念して10/11(金)に初主演映画で数々の賞を受賞した映画「勝手にふるえてろ」('17年作品)とドラマ「その『おこだわり』、私にもくれよ!!」('16年作品)を放送。
今回、松岡に「勝手にふるえてろ」の魅力や主演映画へのこだわり、「その『おこだわり』、私にもくれよ!!」で大好きなモーニング娘。'16と同じ舞台に立ったときの気持ちなど、当時の思い出と合わせてプレーバックしてもらった。

――初の主演作となった映画「勝手にふるえてろ」は、松岡さんにとってどのような作品ですか?

「初主演作品なので、私にとってかけがえのない記念的作品になっています。当初は公開規模が小さかったのですが、次第に話題になり、東京国際映画祭に出品されるまでになって...。本当にみなさんがよく"見つけてくれた"と思います」

――それだけ多くの人の共感を呼んだ作品だったということもあると思いますが...。

「お話をいただいたとき、私をはじめとする、こじらせて生きづらさを感じている、ある一部の女の子の救いになれば...と思いました。私自身も人見知りなので、ヒロインのヨシカのように妄想したり、世界に悪態をつきたくなる気持ちは分かるんですよ。実際に、この映画を見た母から『(松岡本人の)ドキュメンタリーじゃないの?』って言われたくらいですから(笑)。だからこそ、そのような人に伝わればと思いました。実際多くの女性から反響をいただいて本当にうれしかったです」

――主人公のヨシカは、自分勝手で夢見がちで、現実からいつも目をそらして妄想の世界を楽しんでいる女性ですね。松岡さん自身、同じく妄想力はある方ですか?

「もちろん。妄想って自分勝手な時間ですごく幸せなんですよ。私もよく学生時代に妄想をしていました(笑)。ただ、ヨシカを演じていて感じたのですが、妄想の限界というのがくるんですよね。物語でもそこが描かれていて...。自分の限界というか、そのシーンがすごく悲しかったです」

――初の主演映画でしたが、経験してみて驚いたことや初めて知ったことはありましたか?

「映画で主演を背負うことの言葉では言い表せない責任感やプレッシャーを感じました。主演作品はドラマで経験していたのですが、映画主演になるともっと責任が重いなと...。映画は、わざわざ足を運んでいただき、見る前にお金を払ってもらわないといけないシステム。なので、映画館で見たいと思ってもらう作品を作らなければと感じました。それは今も同じ気持ちです」

――この作品を経て、主演作品での"こだわり"みたいなものはできましたか?

「私は誰かを笑顔にしたい!と常々思っています。それは芸人さんが笑わすこととも少し違う、心の中がふわっと温かくなるような、こっちまで幸せになるような笑顔です。それは、この作品を通じてより強く思うようになりました。俳優という職業を最大限に使って、見てくださる人の明日が生きやすくなるような作品に携わりたいです。あと、この作品でより、女性に対して発信していきたいという気持ちが固まりました。この時代だからジェンダーの話をするのはヤボな感じもしますが、女性の生きづらさだったり、女性ならではの悩みを描いている作品に出たいです」

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放送情報

勝手にふるえてろ
放送日時:2019年10月11日(金)23:00~
※10月6日(日)21:00~ほかも放送
※6(日)・11(金)・13(日)は、本編前後に松岡茉優のインタビューを放送。

その「おこだわり」、私にもくれよ!! (全11話)
放送日時:10月11日(金)25:50~

チャンネル:日本映画専門チャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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