U-20W杯開幕!影山ジャパンが初戦で苦しんだ"南米特有"のリズム

5月24日放送のサッカー情報番組『スカサカ!ライブ』#105では、現在ポーランドで開催されているU-20W杯について議論が行われた。

U-20日本代表は、5月23日にグループリーグ初戦でエクアドルと対戦。前半終了間際にオウンゴールで先制を許したが、後半にGK若原智哉(京都)が相手のPKをストップ。これで流れをつかむと、その後に山田康太(横浜FM)のゴールで同点に追いつく。試合はそのまま1-1で終了し、南米王者を相手に貴重な勝ち点1を手にした。

MCを務める岩政大樹は「同点に追いつくまでの時間帯は、PKストップを含めて非常に粘り強く守れていた。『1点差であれば何かが起こる』という考え方で戦えたのはプラスだった」と試合を振り返った。しかし、強豪相手の引き分けを讃えたその一方で、前半の戦い方については苦言を呈した。

「エクアドルはW杯予選と全く同じメンバーで、戦い方も同じ。それなのに守備面で人数のかけ方や、マークの付き方などが整理されていなかった。攻撃面も斉藤光毅(横浜FC)を起用するのであれば、彼をもっとサイドで活かすのが良かったのではないか」

斉藤はドリブル突破が持ち味だが、この日は見せ場を作れず、ハーフタイムでの交代となった。スタジオゲストの播戸竜二は「もっとボールを受けたり、裏に抜けたりできると思っていたものの、南米の選手のディフェンスに苦しんでいた」と斉藤のプレーを評した。

同じくスタジオゲストの都並敏史は、チーム全体で南米特有のリズムに対応できていなかったと分析した。

「南米の選手は読みが良いし、足がどのタイミングで出てくるか分からない。斉藤もJリーグならドリブルで抜けていたシーンなのに、引っかかることが多かった。守備でも南米特有のリズムのポゼッションに対して、プレスの調整が効いていなかった」

現地で取材をしており、電話出演となった河治良幸は「伊藤洋輝(名古屋)選手は『思った以上にかわされたり、タックルを外されたりした』と話していた。選手たちは実際にやってみて、もともと持っていた情報との違いを感じたのではないか」と選手の声を交えて分析した。

最後に「メンタル的には良い状態で次に向かっていけると思う」とポジティブな見解を示した河治。その期待どおり、日本は26日に行われた第2節のメキシコ戦で3-0と完勝し、今大会初勝利を挙げた。そして決勝トーナメント進出をかけて、30日に最終節でイタリアと対決する。

毎週金曜日21:00~生放送されているサッカー情報番組『スカサカ!ライブ』。次回は5月31日(金)21:00~スタートの予定で、U-20W杯のグループステージ総括や、天皇杯1回戦ハイライトなどを放送する。

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放送情報

スカサカ!ライブ

放送日時:2019年5月31日(金) 21:00~

チャンネル:スカサカ!

※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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