東大対決も実現!水上颯らが「Knock Out」で競技クイズ日本一を目指す

常人が理解できないような問題を、理解できないような速度で答える"競技クイズ"の大会「Knock Out」。今年で3回目となる本大会の決勝トーナメントに、前回王者と予選会を勝ち上がった計8人の猛者が登場。対戦前に本大会に向けての対策を聞いた。

写真左から、田中健一、河合智史

(C)東北新社

田中健一(予選会2位)「職業がクイズ作家なので普段から問題を作っていますが、この大会で出る問題とはレベルが全然違うので、独自に勉強しました。覚えるのは単語帳アプリが便利で、そこに問題を入れたりしました」

河合智史(予選会7位)「自分が所属するクイズサークルで月に一度集まって、クイズをしたり、問題を作ることがあるので、普段からニュースや気になった単語を集めています。今回はそのペースを格段に上げました」

写真左から、徳久倫康、神野芳治

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徳久倫康(予選会4位)「僕は問題集が苦手なので、基本的にはクイズの大会に出ています。大会の問題は出題者が今出したい問題が出るし、鮮度もあって今聞くならこれだよね、というのがたくさん出るんです。参加したときはそれが自分のものになるし、参加していないときでも、他の人を見ることで勉強になるので、実践の場で新しいものに触れ続けてきました」

神野芳治(予選会5位)「クイズの対策で必要なものは大きく2つあります。問題集に載っているようなみんなが知っていることを落とさないこと、みんなが知らないことをいかに覚えるかということ。弱点をなくして、得意分野を伸ばすことが大事だと思います。後者は問題集を読んでも身に付かないので、私は意図的に普段自分が読まない雑誌、本、漫画を定期的にきっちり読むようにしています。そして、読んだものは問題にしていろいろな人に出題して定着させていく。本も偏らないようにして、他人が知らない分野を広げてきました」

写真左から、為季正幸、石川貞雄

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石川貞雄(予選会1位)「問題文が2文節であることが多いとか、海外の食べ物やブランドがよく出るといった傾向を抑えました。それから、僕以外の7人の苦手な傾向の問題集を、問題と答えの順にICレコーダーに入れて覚えました」

為季正幸(予選会3位)「古本屋で安い辞典を買ってそこに問題を書き込んだり、誰もそこから問題を作らないような雑誌、例えば最先端のトラクター雑誌から5問を作るといった縛りを決めて、問題を作りました」

写真左から、水上颯、鈴木淳之介

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鈴木淳之介(前回王者)「問題の傾向や求められる問題文に対抗できるように、予選と本選をイメージした企画を考えました。そして、実際に自分のクイズサークルでそれを実践しました」

水上颯(予選会6位)「実は今までにクイズ大会に出た問題は、過去問として売られているんです。クイズをする人たちは当然それを見て、今までに出た問題を覚えています。それに加えてそれぞれがオリジナルの対策をするのですが、僕の場合は対戦相手の(鈴木)淳之介さんがものすごく対策をしていると聞いていたので、逆に変に対策をしないでいくことにしました」

本大会決勝トーナメント1回戦で特に注目の対戦は、前回優勝者の鈴木淳之介と「東大王」で人気の水上颯。2人は共に同じ東京大学の出身者で、互いの手の内を知り尽くす間柄。今回、対戦を前に2人のスペシャル対談も行われた。

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放送情報

第3回Knock Out ~競技クイズ日本一決定戦~

放送日時:2018年9月9日(日)21:00~

チャンネル:ファミリー劇場

※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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