加藤大悟、ファンと共に"育てる"ステージへの思い「反骨精神はずっと自分の中にある」

ミュージシャン

――そうしたポジティブな感情もネガティブな感情も、音楽表現に生かされている部分はありそうですね

「そうかもしれないですね。自分の中から湧き上がってくるものが、喜怒哀楽につながっていると思います。それに、役者をやっていることも大きいです。いろいろな役を経験させていただく中で、『こういう感情もあるんだ』と初めて知ることもありました。そういう経験は、歌にもかなり影響していると思います」

――舞台やミュージカルでの経験が、ボーカル表現の幅にもつながっていると

「ミュージカルで歌うときと、自分のライブで歌うときでも全然違いますし。『台詞を歌にする』とよく言いますけど、それと自分の音楽活動で歌うこともまた違う。芸能界に入って7、8年になりますけど、本当にいろいろな経験をさせていただいているなと思います。そういう経験が今の表現につながっているのは、ありがたいことですね」

――今回のセットリストやライブ全体の構成についても、ご自身で考えられたのでしょうか?

「基本的には演出と僕の二人で考えました。あまり話しすぎてしまうと、最初に言った"裏テーマ"にも関わってきてしまうので難しいんですけど(笑)、バラードのパートがあったり、盛り上げるパートがあったりします。今回初めてメドレーも取り入れて。それはすごくいい試みだったなと改めて感じましたね。このライブを初めて見る方も一緒に参加してくださって、それも嬉しかったです。今後は曲の振り付けなどもTikTokでもっと発信していけたらいいなと思いましたし、愛知公演をやってみて感じた反省点でもあります」

――初めてライブを見る人にとっては、「どう盛り上がればいいんだろう」と迷うこともありそうです

「そのときは僕に任せてください、という感じです(笑)。僕がぶち上がっていたら、ファンの皆さんは乗ってくれるでしょうし、静かに聴いてほしい場面だったら静かにしてくれる。そういう駆け引きがライブの面白さだと思います。ステージと客席とのコミュニケーションでもありますからね」

――「higher」を経て、今後の音楽活動で新たに挑戦してみたいことはありますか?

「ライブでギターを弾いてみたいですね。今回のバンドメンバーに、同じ"ダイゴ"という名前のギタリストがいるんですけど、『ギターをやるなら教えるよ』と言ってくれてるので、その言葉に甘えようかなと(笑)。弾き語りもできたらいいし、ライブの中でギターを使えるようになったら、また表現の幅も広がると思うんです。時間が許す限り、挑戦してみたいですね」

――ギターはこれまでにも経験が?

「半年くらい触っていたことはあるんですけど、よく言われるFコードで一度挫折しました(笑)。またFでつまずくんじゃないかという怖さはありますけど、頑張りたいですね」

取材・文=川崎龍也 撮影=MISUMI

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