岡崎体育「意識してキャラを作りました」大阪ワンマンライブを語る

――さいたま公演の後、東京で一人暮らしを始めたそうですが、新曲は新しい環境の中から生まれたものですか？

「そうなんです。一人暮らしを始めて、パソコンとかスピーカーとか、制作環境や機材を新しくしました。ずっと独学でやってきたので間違った手法で作業してた部分もあったと思うんです。でも、プロやからプロと同じのがいいんじゃないかと思って、w-inds.の橘慶太さんに渋谷のお店に連れていってもらって、『これがいいよ』って勧められたものを鵜呑みにして全部買いました。ソフトウェアも新しくしたので音色も増えましたし、そんな環境の中からこの曲たちが生まれました」

――新生活が制作にいい影響を与えてますね。

「はい。でも、機材が新しくなったり、東京に出てきたことによって音楽性がチャラチャラしたものになるのはちょっと違うなって思ってるので、そこは自炊をすることで自分をつなぎ止めてます。東京にはおいしいお店がたくさんありますけど、そこには行かず、自分でご飯を作ってますね。炊き込みご飯を作りましたし、近所のスーパーに黒むつが売ってたので、ネットで調べて、自分でさばいて煮付けにして食べたりもしました。あとは、友達とオンラインゲームをして、生活のスタイルは変えず、体だけ東京に来てるという感じで生活しています」

――改めて、エディオンアリーナ大阪でのライブを振り返ってみて、どんなライブでしたか？

「誰かと一緒にステージに立つということが初めてだったので、さいたまより疲れました。でも、その分、違った楽しさがありましたね。バンドが新鮮で楽しいということに気づきましたし、逆に、岡崎体育としてのステージをやってみると『帰ってきた！』という感覚があって、これまでのスタイルの良さも再確認できました」

――放送で見る方に見どころを教えてください。

「ポテト探検隊、DJツキユビ with 主治医、岡崎体育。全部自分が出てるんですけど、ポテトの芋村では繊細な感じを出したり、主治医は堂々とした感じだったり、曲間の煽りも意識してキャラを作りました。"岡崎体育"は今まで通りなので、そのまま楽しんでもらえればと思っています」

――最後に、岡崎体育"第2章"が始まりましたが、第2章の目標は？

「できるなら、もう一度さいたまスーパーアリーナでワンマンライブがやりたいです。それができたら、自分が思い描いていたミュージシャンになれるのかなって。強く公言はしませんが、それを目標にがんばります！」

文＝田中隆信

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