豊永利行古賀葵が「時光代理人 -LINK CLICK- Ⅱ」の見どころを語る!「日々の大切さを再確認できるようなストーリーが魅力的」

リン/喬苓(チャオ・リン)役の古賀葵
リン/喬苓(チャオ・リン)役の古賀葵

――第1期で印象に残ったシーンはありますか?

豊永「たくさんありますが、中でも6話(番外編)の『手合わせ』は、第2期にも関わってくる重要エピソードになっていて驚きました。最初は、ご年配の武術の達人がトキたちに技を伝授するといった、閑話休題的なエピソードかと思いきや、実は第2期への伏線だったのが印象的でした。あと、第3話から第5話にかけて描かれた『地震』をテーマにした物語や、そこに込められたメッセージなど、『時光代理人』は、ファンタジーでありながらもノンフィクションをミックスしているところが、ヒューマンドラマでもあり、すごく考えさせられる奥深い作品になっている理由なんだろうなという印象を受けました」

古賀「どの物語も胸を掴まれるような、見終わった後に考えさせられるようなお話だと思っていますが、第7話、第8話で描かれた、男の子が家族の前から消えてしまうエピソードは、お子様がいらっしゃる方々にはグッと来るのではと感じました。どのお話も『身近に起こりうるかもしれない』と思いますし、それゆえに日々の大切さを再確認できるようなストーリーが魅力的だなと思いながら、作品を観ていました」

――おふたりが思う、第2期の見どころを教えてください

古賀「第1期の終盤で浮上してきた、『真相に近い場所にいるのでは?』と思わせる謎の人物など、いろいろな新キャラクターが登場します。キャラクター同士のやり取りの中にある一瞬の表情などにも注目していただけると、物語をより深く楽しめると思います。そして、第2期はアクションシーンがとにかくすごいんです!特にリンちゃんは『そんなに戦えたんだ!?』という意外な一面も見せてくれますので、ぜひアクションにも注目してほしいです!」

豊永「第1期はオムニバスで展開していく1エピソード完結の、ミステリー+ハートフルなヒューマンドラマという感じだったと思うんですけど、第2期の収録を終えて思うのは、第1期は、第2期のために作品の世界観を紹介するための12話だったんじゃないかなと思うくらい、展開が変わるんですよ。ミステリーだけではなく、かなりサスペンス色が強くなったりするので、第1期で描かれたことを脳内に入れた上でご覧になっていただくと、さらにエンターテインメントとして楽しめると思います」

――本作の放送を楽しみにされている皆さんにメッセージをお願いします

古賀「(放送を)ここまで待っていただいて本当にありがとうございます!第2期は第1期のエンディングの続きから物語が始まるので、絶体絶命という感じから始まるんですが、この先もずっとシリアスな展開が続きますので、ご覧になる皆様には心の準備をお願いしたいです。そして、オープニング映像がすごく素敵なんです!第1期の時もそうだったんですが、第2期もすごくこだわりを感じますので、全部くまなく見尽くしていただけたら嬉しいなと思いますし、第1期の復習もしながら見ていただけたら、より楽しめるんじゃないかなと思います」

豊永「第1期はバディものという印象が強かったと思うんですが、第2期からはスケールもかなり大きくなって、時光写真館チームと警察チームといった感じで、勢力や組織ぐるみでの事件が展開していきます。ただ、第1期の時からそうですが、割とこの作品はトラウマというものがテーマになっている部分が多くて、第2期でもそれは健在です。考察しがいのあるこの作品を、ぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです」

撮影=皆藤健治 取材・文=中村実香

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放送情報

TVアニメ「時光代理人 -LINK CLICK-Ⅱ」
放送日時:2024年4月11日(木)1:25~毎週(木)に放送中
チャンネル:フジテレビ「B8station」
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

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