千葉翔也×鬼頭明里×瀬戸桃子が語り合う『よう実』2年生編 「新入生たちは個性の強い人ばかり」

声優

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(C)衣笠彰梧・KADOKAWA刊/ようこそ実力至上主義の教室へ4製作委員会

――瀬戸さんは、今作から天沢一夏役として参加されます。オーディション時の心境を教えてください

瀬戸「私自身、中学生とか高校生の頃に観ていた作品だったので、オーディションのお話をいただいたときは、『自分にもチャンスがあるかもしれない』と、純粋にワクワクしていましたね。最初は七瀬翼と椿桜子を受ける予定だったのですが、マネージャーさんから『天沢も挑戦してみたら?』と背中を押していただいて。当日急きょ天沢も受けることになったので、正直あまり自信はありませんでした。それでも、合格のご連絡をいただいたときは本当に嬉しかったですし、同時に身の引き締まる思いでした。長く多くの方に愛されている作品ですし、私自身も視聴者としてその魅力を知っていたからこそ、精一杯向き合っていかなければいけないなと思いました」

――実際に天沢を演じてみて、どんな印象を持ちましたか?

瀬戸「すごく難しかったです。現場でも色々とディレクションをいただいたりしました。自分のキャリアの中でも、ここまで飛んだキャラクターを演じることがなかったので、本当に探り探りでしたね。しかも『よう実』って独特の緊張感がある現場なんです。私にとっては途中参加だったので、出来上がっている空気の中に入っていく転校生みたいな感覚もありました。でも、天沢って絶対に緊張して見えてはいけないキャラクターでもあるので、現場に入る前から天沢っぽい曲を聴いたり、このシーンで流れていそうな劇伴をイメージして気持ちを作ったり、雰囲気から入り込むように意識していました」

――その準備は、もともとのルーティーンだったんですか?

瀬戸「いえ、天沢がきっかけでした。天沢を演じるために始めたことが、今では他の現場でも自然とやるようになっています。自分にとっても新しい発見をくれた、大切なキャラクターですね」

――千葉さん、鬼頭さんは、新1年生キャストが加わることで、現場の雰囲気づくりを意識した部分はありましたか?

鬼頭「私は新しい人がたくさん入ってきたことで、もう全然違う現場だと思っていました(笑)。自分の中でもすごく新鮮な感覚でしたね」

千葉「役の話で言うと、綾小路って後輩にどう接したらいいのか、たぶん全然わからないと思うんです(笑)。だから、自分自身がどう接しようかなと思っている感覚も、うまく役に活かせるなと思っていました。皆さんと話して空気をよくしたい気持ちもありつつ、多少ぎこちなくても、それは綾小路らしさとして成立するな、と」

――千葉さん、鬼頭さんから見た瀬戸さんの印象はいかがですか?

千葉「原作を読んでいたときは、天沢のことは実はそこまで意識していなかったんです。綾小路って日常的にいろんな人から声をかけられるので、また誰か来たなくらいの感覚でもあったんですよ。でもアフレコでの天沢は、初登場からすごく完成されていて、ちゃんとそこで驚かされました。ギャルっぽいキャラクターはこれまでもいたけれど、上乗せじゃなくて根本から違うギャル像というか。瀬戸さんの感覚の新しさを感じましたね」

鬼頭「本当に最初から完成されていましたよね。『あ、こういう子なんだ』ってすっと納得できるお芝居でした。しかも、すごくのびのび喋る子だから、初登場から強く印象が残るんです。事前の段階では別の役を受けていたと聞いていたので、逆に驚くくらいハマっているなと思っていました」

(C)衣笠彰梧・KADOKAWA刊/ようこそ実力至上主義の教室へ4製作委員会

――逆に瀬戸さんから見て、お二人と一緒にやってみた印象は?

瀬戸「初めてのアフレコの際は『本物の綾小路先輩...堀北先輩だ......』という感覚が強かったですね(笑)。アフレコが進むなかで、もちろん緊張もしていたのですが、お二人をはじめ現場の皆さんのおかげで、私も自然と『よう実』の世界観に入っていけた感覚がありました。天沢のようなキャラクターを演じるにあたって、どう仕掛けていくか、どんな節回しにするかなど色々と考えすぎてしまい、悩む瞬間もあったのですが、マイク前では不思議と考えすぎずにお芝居ができたんです。それはやっぱり、お二人がこれまで作ってこられた世界観がしっかりあったからだと思います」

千葉「でも綾小路との掛け合い、やりづらかったでしょ?」

瀬戸「いや、むしろ自分の中に1期、2期、3期を通して見てきた綾小路像があったので、『これこれ!』って嬉しかったです!なので違和感なく入れました」

――印象に残っている現場のエピソードはありますか?

瀬戸「収録がバラバラのことも多かったんですけど、やっぱり皆さん長くやられている作品だから、進行がすごくスムーズなんです。そのスピード感に必死に食らいついていた感じでした。終わった後に『あれ、ここどうやったっけ......』って記憶が飛ぶくらい必死で(笑)。自分が前に出すぎると天沢として成立しないので、『マイク前の私、頼む!』みたいな気持ちで臨んでいました」

千葉「『よう実』の現場、本当に早いんですよ。待ち時間もあまりないくらいのテンポ感で進むので、そこは独特かもしれないですね」

瀬戸「でも、その中でも細かくこだわってくださるところは何度もやらせていただいて。一言のセリフをすごく繰り返したこともありました。『もっと深いところに行ってほしい』と言っていただいたんですけど、その深みを出すのが本当に難しくて......。すごく勉強になりました」

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