水瀬いのりがツアーへの意気込みを語る!「イントロを聞いて『ゾワッ』と感じてほしい」

――4thアルバムが完成した今の思いを改めて聞かせてください。

「すごくいい思い出しかなくて、自分の心の器量や容量がすごくこの3年間で拡張されて、チームの絆も深まったし、改めてアルバムを作ることへの感謝の気持ちが溢れました。やっぱり(コロナ禍という)普通ではない3年間だったので、親しみという部分ではこの世に生まれてきてくれたことにも感謝するくらいの深い愛情が湧いています。アルバムを手に取る際は、ありがとう~いい子だね~とスリスリしたいくらい!(笑)」

――今回のアルバムは、アーティストとしての成長も感じるような今までと違うイメージのアルバムだとすごく感じました。

「成長を感じられることが自分の中でのノルマになっていて、でもそれを感じているのは自分だけだと思っていたので、それがちゃんと音楽を通して伝わっているというのは嬉しいです。4枚目にして飾らない姿でいることの在り方を見つけられたような気がしています。このアルバムがこれから先も自分の表現というものの軸になって欲しいし、ひとつのゴールを迎えたような達成感ですごく清々しい気持ちです」

――成長されたきっかけのひとつに作詞も関係しているのではと思っています。前回のアルバムで作詞に挑戦されて以降、作詞をする機会が増えていますが、作詞の醍醐味をどのように感じていますか?

「作詞は本当に難しくて、楽しい時間はできた後にしか得られないなと個人的には思っています。作っている間は楽しいよりも難しいが先ですし、締め切りというデッドラインはマグマが近付いてきてるイメージで、追い込まれると良いものはできないことを体感した時間でもありました。意気込んでも同じ言葉しか出なくて終わりが見えないんですよね。でも、完成した自分の歌詞がカードになった時に心にグッときますし、『ココロソマリ』はキャストの方からも歌詞を褒めてもらえて、ちょっと鼻が伸びました(笑)。シンプルに嬉しかったですし、私が作品作りを歌だけじゃない部分で担えたんだと思うと、レコーディングに臨むときも生みの喜びを感じます。やっと口にできたり歌えたという喜びは、作詞してこそ得られるものだなと改めて思いました」

――最後に、9月からツアーが始まりますが、どのようなツアーにしたいですか?

「昨年のライブや配信のライブは、これまでの活動を振り返るベスト的な意味も含めたものでした。でも、次のライブはこの『glow』が新しいフェーズに移してくれると思っていて、今までの楽曲も大切に、新しい楽曲を歌うことで、今までのツアーにはなかった輝きや光をもたらしてくれるツアーになると思っています。だから、私もそれに全乗っかりして引っ張ってもらう気満々なのですが(笑)。セトリ予想もだいぶ楽しいアルバムになったと思うので、既存の曲とこのアルバム曲がどんなふうにセットリストで混ざり合うのか、ひとつの楽しみにしていただきたいですし、イントロを聞いて"ゾワッ"と感じるライブにできたらいいなと思います」

取材・文・撮影=永田正雄

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放送情報

水瀬いのり 4thアルバム『glow』
2022年7月20日発売

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