ムロツヨシ宮沢氷魚が語る「ドラフトキング」続編の深淵―戦力外、夢の終わり..."ボーダーライン"の向こう側を描く喜び

俳優

――副題でもある「ボーダーライン」について、どんな思いがありますか?

ムロ「プロ野球選手になれる人は『選ばれし者』だけ。それでも一軍で活躍できる選手は一握りかもしれません。しかし、ボーダーラインの向こう側にいる人たちにも人生があるわけです。今作では、そんな人たちを描いているところも魅力だと思います。トライアウトにしても、戦力外になった選手が踏ん切りをつける場でもある。夢をかなえる素晴らしさだけじゃない。そこを描くのが『ドラフトキング』の素晴らしさ。あらゆる視点を描くからこそ、僕たちも演じる喜びがあるし、この作品のカッコよさだと思っています」

――確かに、「ボーダーライン」には光と影の両面がありますね

ムロ「僕自身は演劇をやってきた人間ですが、ボーダーラインを越えずに演劇以外の道を選択した友人を思い出す...。ボーダーラインを超えた側と越えない側。あるいは、越えられるのを待つ人、越えるまで続ける人...。そんなさまざまな人生が描かれた作品なのです」

宮沢「いやあ、全部言ってくれましたね...(笑)。僕も18年間野球をやってきて、プロに進んだ先輩方も多いし、3年で戦力外になった先輩なども実際にいるし、好きな野球を続ける中で多くの苦しみがあり、家族や友人に支えらながら夢を追い続けている姿もよく知っています。ただ、みなさんに共通するのは『野球が大好き』だということ。自分の限界というボーダーラインを突破することも、この物語の見どころだと思います」

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