©池井戸潤「不祥事」「銀行総務特命」/NTV
杏が演じる主人公の花咲舞は、相手がどれほど上の立場の人間でも、間違っていることには「お言葉を返すようですが」とはっきり異論を唱える強い正義感の持ち主だ。杏は、そんな舞の魅力をストレートかつエネルギッシュに演じきっている。特に、相手に自分の想いをぶつける場面では、杏の力強く歯切れのよいセリフ回しが際立っている。
一方、上川が演じるのは、出世コースから外れたベテラン行員・相馬健だ。舞とコンビを組み、各支店で起こる問題に対応していく。
上川の演技で印象的なのは、舞の奔放な行動を受け止める懐の深さだ。持ち前の行動力で突き進む舞に振り回されながらも、銀行員として培った経験を生かし、時には冷静に状況を見極めながら彼女を支える。そんな相馬を体現する上川の落ち着いた佇まいが、舞の魅力をより引き立たせている。
©池井戸潤「不祥事」「銀行総務特命」/NTV
杏と上川が表現した舞と相馬のバディの魅力は、性格も仕事への向き合い方も異なる2人が、互いの長所を生かしながら問題を解決していくところにある。その関係性が、単なる事件解決の物語にとどまらない面白さを生んでいる。組織の理不尽に2人が挑む痛快なストーリーをぜひ味わってほしい。
文=HOMINIS編集部









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