
■セ・リーグ展望
――セ・リーグの優勝争いはどう見ていますか?
「やっぱり阪神が一つ抜けているかなという感じはしますね。打線の上位5人は、監督が言わなくてもスタメン表に書けるぐらいの選手がそろっていますし、しかもケガに強くて脂が乗っている時期です。ピッチャーも安定していますし、リリーフもいい。セ・リーグの中では一歩リードしているかなという印象です。ただ2位から5位は、どこが上に行ってもおかしくないぐらいの接戦になると思います」
――広島についてはいかがでしょう?
「カープも戦力は安定していますよね。ルーキーもいいですし、去年のドラフト1位の佐々木選手なんかも非常にいいバッターでした。侍ジャパンでもサポートメンバーで入っていましたけどね。ピッチャーも大瀬良投手、森下投手といますし、栗林投手も先発に入るという話もありますしね。そういう意味では弱いチームではないと思います」
――巨人についてはいかがでしょう?
「ジャイアンツもなんだかんだ戦力ありますよね。新しく入ったピッチャーも力のある投手ですし、戦力としては十分あると思います。やっぱりスターが出てくるかどうか。そういう選手が出てくると一気に勢いが変わるチームなので、上位争いに絡んでくる可能性はあると思います」
――DeNAについてはいかがでしょう?
「ケイト投手、ジャクソン投手、バウアー投手で去年ローテーションの半分ぐらい回していたので、そこが抜けた影響はありますね。ただ打つチームなので、ピッチャーが埋まれば上位争いは十分あると思います」
――中日についてはいかがでしょう?
「バンテリンドームにホームランウイングができたのは大きいですね。打線の数字はかなり変わると思います。うまくいけばチーム本塁打は去年の倍近くになるんじゃないかな。阪神に去年勝ち越しているのはドラゴンズだけですから、直接対決では逆転の可能性もあると思います。あとドラゴンズは90周年なんですよね。僕は32年在籍したので、3分の1以上いるんですよ(笑)。個人的には頑張ってほしいですけど、解説者としては平等に見ていきたいと思います」
――スワローズについてはいかがでしょう?
「今年のキャンプでも池山監督と話しましたけど、13人ケガ人がいるようなんです。内野のポジションが誰も決まらないって言っていました。塩見選手が復活すればいいんですけど、現状は少し厳しいかなという印象ですね」

■パ・リーグ展望
――パ・リーグの優勝争いはどう見ていますか?
「ソフトバンクも強いですよね。ただ日本ハムもピッチャー陣がいい。僕も臨時コーチで行きましたけど、伊藤投手、北山投手などいい投手が多い。もし日本ハムが序盤走ったら、そのまま行く可能性もあると思います。新庄監督の雰囲気と若いチームなので、6月ぐらいまで首位だったら勢いで突き抜ける可能性もあります。この前宮崎に行ったとき、小久保監督に『日本ハム寄りじゃないですか』って冗談まじりに言われましてね(笑)。ファイターズでピッチングコーチをやっていたこともあって、そういう見方をされているのかもしれません」
――残りの球団についてはいかがでしょう?
「西武は投手はもともと悪くないですし、打線次第ですね。戦力のバランスでいうと、ベテラン、中堅、若手がそろっているのはオリックスかなという気がします。Aクラス争いでは少しリードしているかなという印象です。ロッテも監督が厳しさを前面に出してチームを作っていますし、楽天もいいピッチャーがいます。順位は付けづらいですけど、今年は誰が覚醒するか。各チーム1人誰かが出てくると、勢力図がガラッと変わるシーズンになるんじゃないかなと思います」
文=HOMINIS編集部












