"今では見られない"おぎやはぎのレアネタが堪能できる幻の一作「おぎやはぎ BEST LIVE 『JACKPOT』」
タレント・芸人
(c) 2004PONYCANYON
90年代後半から2000年代前半の「若手お笑いシーン」を語る上では欠かせない、当時のカルチャーを牽引したおぎやはぎ。
ライブシーンはもちろん、数々の人気芸人が出演していた「爆笑オンエアバトル」では、10組中、上位5組のみがオンエアされる形式ながら、漫才とコントどちらでもオンエアを獲得。通算10勝以上を挙げている。
また、2001年の第1回「M-1グランプリ」では、関西勢が存在感を放つなか、結果は振るわなかったものの、2002年大会では第4位と健闘。その実力を証明した。
現在、テレビや舞台で活躍している若手たちのなかには、彼らに憧れてお笑いの世界に入った芸人がいるという。おぎやはぎがネタやコント番組で体現してきた笑いを見れば、それも深く頷ける。なぜなら、一度触れると他のネタも見たくなる底知れない中毒性、そして彼らにしか作れない唯一無二のスタイルが、多くの若者たちを虜にしたからだ。
(c) 2004PONYCANYON
おぎやはぎの魅力の本質は、コンビ仲の良さや独特な掛け合いの心地良さだけにとどまらない。それまでのお笑い界にはなかった唯一無二の空気感や間、そして小木と矢作から醸し出される「芸人としての色気」が、見る者を深く惹きつける。だからこそ、彼らのネタには単におもしろいだけでなく、どこか圧倒されるような「凄み」が宿るのだろう。
コントのなかで、右に出る者はいないほど圧倒的な「奇人」を演じきる小木。そんな彼に振り回されながらも、ここぞという瞬間にキラーワードを放つ矢作。彼らの魅力がたっぷり詰まった「おぎやはぎ BEST LIVE 『JACKPOT』」は、20年以上経った今も色褪せることがない。これぞ、おぎやはぎという「最高傑作」である。
文=浜瀬将樹











