ミス・コリア出身の「圧倒的美貌」からの華麗なる転身...武闘派もこなせるイ・ハニのカッコいい女性像

「One the Woman(原題)」
「One the Woman(原題)」

日常では絶対ありえない展開が次々起こる"マクチャンドラマ"。そのジャンルを定着させた立役者と言えば、「ペントハウス(原題)」シリーズの主演女優キム・ソヨンだ。近寄りがたく感じるほど美しく整ったソヨンの容姿は、同作で見せる"狂気的な悪女"に驚くほどハマり、「2021 SBS演技大賞」では念願の大賞受賞に輝くなど、大きな反響をもたらした。

そんなソヨン同様、「2021 SBS演技大賞」でスポットライトを浴びていた美人女優が、4冠に輝いた「One the Woman(原題)」のイ・ハニ。圧倒的美貌の持ち主である彼女が扮した、パワフルかつ破天荒な主人公の言動は、"マクチャンドラマ"とはまた違った強烈さがあり、他を圧倒する存在感に溢れていた。

イ・ハニのエネルギッシュな姿が目を引く「One the Woman(原題)」
イ・ハニのエネルギッシュな姿が目を引く「One the Woman(原題)」

(C)SBS

もともと2006年のミス・コリア優勝し翌年の世界大会にも参加、さらにはソウル大学卒業という輝かしい経歴を持つ才色兼備のハニ。173cmという抜群のスタイルを活かして、モデルとして活躍する一方で、女優業にも進出。法曹界を描いたドラマ「パートナー」(2009年)では、全身ブランド服に身を包んだ魔性の弁護士役を演じ、女優として存在感を発揮した。

さらに、イタリアンレストランを舞台にしたラブコメディ「パスタ~恋が出来るまで~」(2010年)では、主人公と過去に恋人関係にあった人気料理家という高嶺の花的な役どころ。自身の完璧なキャリアも影響してか、ハニはどこか近寄りがたい雰囲気を持つキャリアウーマン役を多く演じてきた。

そんな印象を裏切るような強くてカッコいい女性という新たなイメージを確立し、転機を迎えたのが2019年。韓国歴代興収第1位を記録したコメディ『エクストリーム・ジョブ』(2019年)で、元ムエタイチャンピオンのガサツな刑事に扮すると、荒々しい口ぶりや太々しい態度でコミカルな才能を開花。長い手足を活かしたスクリーン映えするアクションも見事だった。

「One the Woman(原題)」
「One the Woman(原題)」

(C)SBS

パワフルでカッコいい女性という新たなイメージも武器に加わり、着実にキャリアを築いてきたハニ。その集大成とも言える主演ドラマ「One the Woman(原題)」では、かたや元ヤクザの父を持つ腕っ節の強い検事、かたや財閥の会長の末娘という正反対な一人二役に挑戦している。

本作は、不正と出世欲にまみれた検事・ヨンジュが、自分とそっくりの顔をした財閥の娘・ミナと間違われたことを機に、検事という存在を偽りながら財閥グループに蠢く陰謀に迫っていく...というラブコメディ。破天荒なヨンジュ、婚家で冷たく扱われるミナ、さらにはミナに成りすますヨンジュ――複雑に絡み合った演技が求められる中で、ハ二は声のトーンや歩き方、眼差しなど端々まで工夫を凝らし、違和感のないキャラクターの違いを表現している。

「One the Woman(原題)」
「One the Woman(原題)」

(C)SBS

「One the Woman(原題)」
「One the Woman(原題)」

(C)SBS

中でも目を引くのが、ヨンジュを演じる際のエネルギッシュな姿。クラブでチンピラたちと対峙するシーンでは、「検事と暴力団員の共通点は?」とすごんで見せてから罵声を浴びせる武骨さと華麗なアクションを披露。さらに、演じることを楽しんでいることが伝わってくるような生き生きとした姿には、思わず目が奪われてしまう。

「One the Woman(原題)」
「One the Woman(原題)」

(C)SBS

『エクストリーム・ジョブ』と同じ2019年には、特殊部隊出身の神父(司祭)が正義をただすコメディドラマ「熱血司祭」でも野心的な敏腕検事を演じ、そのガールクラッシュな魅力が高く評価されたハニ。「One the Woman(原題)」では、同作で司祭に扮したキム・ナムギルの爆笑カメオ出演も、大きな話題を呼んだ。

彼女への評価はそのまま最高視聴率17.8%という数字となって現れ、最終的にはシーズン2が待ち望まれるほどのヒットに。カッコいい女性像でハマり役を連発しているハニは、武闘派もこなせる美女という貴重なポジションで、今後もますます活躍を見せてくれそうだ。

文=HOMINIS編集部

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放送情報

One the Woman(原題)
放送日時:2022年3月18日(金)20:00~
※毎週(金)20:00~(2話連続放送)
チャンネル:スカチャン1(KNTV801)、KNTV
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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