2026年1月3日(土)より全国28局にて順次放送開始されるTVアニメ『勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録』。
HOMIISでは、放送に先駆けて主要キャストへのインタビューを3週連続でお届けしている。
第3弾となる今回は、"言葉を失った狂戦士"タツヤを演じる松岡禎丞が登場。台詞のほとんどが濁点で構成される異質なキャラクターに、いかにして命を吹き込んだのか。演技における葛藤、初登場シーンの衝撃、そして収録現場でのキャストとの交流──沈黙の奥に潜む"叫び"を、松岡自身の言葉で紐解いてもらった。
――まず、タツヤというキャラクターについて、初めて台本や設定資料を読んだときの率直な印象を教えてください
「アフレコにあたり、スタッフさんから様々なお話、監督さんからこういう役ですという説明を受けたんですけれど、勇者刑の制度はひどすぎますよね...。認識の違いというのは今の世界でも起こることではありますけど、それでもなんでこんな処罰を受けなければならなくなったのか、しかもとある事をしていくと、とある大事なモノがなくなっていくという...。タツヤはその最たるものです」
――タツヤは自我を失い、言葉を話すことができないキャラクターですが、演じる上で難しい点や意識した点はありましたか?
「とある事だけを思い続けて、ただ単に命令に従うしか知性が残ってない。難しいのは、その思いだけでどうやって戦っているのかということが一番の課題でした。実際にそのような状況に陥ったことがないので...。しかも、もう言葉の全部が濁点なんですよ。でも同じようなことを言っている中、よくよく聞いてみると、とある箇所では何かを言っているっていう。作中で一言も人間らしい言葉を喋らないので、"狂戦士"というものをどういう風に表現するのか ギリギリまで悩みました」









